ミヤコ蝶々さんしのぶ記念碑 “誕生日”に大善寺に建立

[ 2019年6月25日 10:27 ]

ミヤコ蝶々
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 00年に80歳で亡くなった女優・ミヤコ蝶々さんをしのぶ記念碑が来月6日、菩提(ぼだい)寺の大阪市天王寺区大善寺に建立されることが24日、分かった。

 お披露目される6日は蝶々さんの誕生日。生きていれば数えで100歳になる記念の年に石碑が建立され、往年のファンにとっては懐かしさがよみがえるスポットになりそうだ。
 碑は蝶々さんの墓石の横に建てられ、生前に出版した半生記「おもろうて、やがて哀し。」の文字を配した。芸名にちなんで2匹の蝶々があしらわれ、現在は更地となってしまっているが、大阪・箕面の自宅に植えてあり大好きだったという桜も描かれるという。

 親族の日向利一さん(74)が来年、蝶々さんが没後20年を迎えるのを前に「死ぬ直前まで70年以上、現役でやってきた蝶々には、感謝もし尊敬もしています。魅力のある人だったし、なにか形にして上げたかった」と思い立った。

 日向さんは蝶々さんの死後、箕面の自宅を改装し08年に「ミヤコ蝶々記念館」を設立。生前愛用していた着物や家具などを展示していた。しかし、入館者の減少などもあり18年6月に閉館。これに代わり、日向さんは年内にも大阪市内にマンションの一室を買い、愛用品や賞状を飾って、蝶々さんの本名・日向鈴子を冠にした「鈴子の部屋」も公開したいという。生前、熱狂的なファンで大阪・中座を満員にしてきた蝶々さんファンが集う新たな名所になりそうだ。

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2019年6月25日のニュース