日テレ社長 3冠を逃し「厳しい戦いになる」

[ 2019年5月27日 14:48 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビが5月20~26日の週間世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ)で3冠を逃し、大久保好男社長が27日の定例記者会見で「残念ながら2着でした」と言及した。また、今年度は「厳しい戦いになる」との認識を示した。

 26日までの1週間は全日(6~24時)が7・1%、プライム(19~23時)が10・3%、ゴールデン(19~22時)が10・7%だった。いずれも7・7%、12・0%、11・6%のテレビ朝日にトップを許した。1冠もとれなかったのは2018年12月3~9日以来。

 福田博之編成局長は「危機感をもっていきたい。日本テレビへの期待感が薄くなっている。朝帯でしっかりとトップをとっていき、プライムタイムを充実させていく」と述べた。また、「4月以降はテレビを見てくださる数が下降している」と付け加えた。

 6月27日には株主総会などを経て、小杉善信氏が新社長に就任。大久保氏は代表権のある会長に就く。

 この人事について、大久保氏は「適材適所。総合判断。人事ですので、これ以上の理由はないですね」とした。会長への抱負は「株主総会で役員としての再任が決まり、その後に決まる人事ですので、株主のみなさまにも不適切なのでこれ以上の発言は控えさせていただきます」とし、「みなさんにはお世話になりました」とあいさつした。

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2019年5月27日のニュース