千鳥・ノブ「なつぞら」での演技に自虐「ただのノブじゃ」 史上初キャスター自ら朝ドラ受け

[ 2019年4月18日 08:15 ]

千鳥のノブ
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 お笑いコンビ「千鳥」のノブ(39)が18日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演し、代打キャスターを務めた。この日は直前に放送された連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)第16話で朝ドラ初出演。「あさイチ」のキャスターが朝ドラに出演して自ら“朝ドラ受け”をするのは番組史上初となった。

 ノブは、舞台「めんたいぴりり~博多座版~未来永劫編」(福岡・博多座、3月30日~4月21日)に主演中のお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸(49)に代わり、今週15日からキャスターを担当。代理とはいえ、NHKの番組表には博多大吉(48)同局・近江友里恵アナウンサー(30)とともに「キャスター」に名を連ねている。

 「なつぞら」は女優の広瀬すず(20)がヒロインを務める節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 ノブが演じたのは、なつが通う十勝農業高校の担任・太田繁吉役。畜産の授業中に居眠りをしていた同級生・居村良子(富田望生)を注意するシーンなどに登場した。「あさイチ」冒頭の“朝ドラ受け”。スーツ姿で登場したノブは、大吉から「太田先生。そのかっこうのままで」と呼びかけられ、「太田先生じゃねえって」と照れくさそう。さらに「名演技でした」と称賛されると「いえいえ、全然です」と謙遜した。

 今回の出演にあたり「結構(役を)作り込んで。家でも練習したり」と事前にリハーサルを重ねたという。そしてこの日の初登場。「今初めて見たんですけど…ただのノブじゃ。ノブが教科書持ってお邪魔してるだけじゃ」と自虐して、大吉らを笑わせた。

 また、この日は、菓子店「雪月」での場面で店主の母役の高畑淳子(64)らが、ノブのおなじみのつっこみでもある「クセ」というセリフを多用。ノブも「“クセ”という言葉が連呼されて。クセが強い回でした」と振り返った。

 ノブの「なつぞら」出演は今月6日放送の同局「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」(土曜後8・15)で発表。「本当に申し訳ないです。3~4シーン出ているんで、その時はだけ目をつぶってください。申し訳ないです。下手です。本当にドラマとか無理なのに、朝ドラはもう親が喜ぶんじゃあ。それでお受けさせていただいたんですが。先に言っておきます。ちょっとだけ作品を壊しています」と恐縮した。 

 15日に朝ドラ受けをした際にも「今週のどこかに私が出ていますが、スタッフさん、今からでも全カットしてください。めちゃ下手です」と頭を下げていた。

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2019年4月18日のニュース