【佐々木大地の感謝】師匠・深浦康市と一緒に歩む“全力”な生き方

[ 2019年4月3日 21:00 ]

【棋士の感謝】第3回佐々木大地五段 撮影/MEGUMI 
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 【棋士の感謝】日々、勝負の世界に身を置く棋士たちの心の支えとなった仲間、恩師、家族、友人、恋人――。日頃伝えられない「感謝」の気持ちを5人の棋士に伺った。第3回は、佐々木大地五段(23)に焦点をあてる。

 その男、全力につき――。
 18年度通算46勝。将棋界で最も勝った男だ。気鋭の若手棋士として、年々その存在感を増していく。
 幼少期から大病と戦い、将棋に一生を捧げるために長崎県の離島から一家で上京。しかし、その笑顔には苦労の片りんもにじませない。
 「自分はどういう方針で行くのか?」、「行き詰まっている現状をどうしたらいいのか?」。自問自答を繰り返し、先人の教えを乞う。その行動力には、時に周囲を驚かせる。
 すべては“最善手”のため。
 師匠は深浦康市。あふれる将棋愛と情熱的な指し筋から“恋愛流”の異名を持つ。佐々木が尊敬してやまないその背中を追い続ける佐々木はどんな感謝、恩返しを想うのだろう。
 若竹のような軽やかで、しなやかな強さの根底には何があるのだろう。
 涼やかで強い視線の先には、どんな未来が映っているのだろう。
 佐々木大地、23歳。
 この師匠にしてこの弟子あり。1万文字を超えるインタビューから、全力の理由の一片が見えてくるかもしれない。

 <第4回> 佐藤康光九段(4月4日公開予定)
 <最終回> 杉本昌隆八段(4月5日公開予定)

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