【今夜3月31日のいだてん】第13話 マラソン大敗 四三に何が…?孝蔵は初高座に

[ 2019年3月31日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第13話の1場面。レース中、ペトレ家に助けられる四三(中村勘九郎)(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は31日、第13話「復活」が放送される。第1章「ストックホルム大会篇」が完結する。

 意識がないままホテルに運ばれていた四三(勘九郎)は、日射病だった。いつもお世話をしてくれてきたダニエルに案内され、自分がコースから外れてペトレ一家に助けられた行程をたどる。そして、マラソンを共に戦ったポルトガルのラザロ選手も日射病になった事実を弥彦(生田斗真)から聞かされる。命を懸けて監督を全うした大森兵蔵(竹野内豊)や安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)の「頑張れ」の思いを胸に、四三は再び走り始める。同じように、孝蔵(森山未來)は緊張と闘いながら、初高座へ。落語「富久」を演じる。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(48)が大河脚本に初挑戦。オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(34)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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