「いだてん」世界観に合う三宅弘城 制作統括明かす「どこかで出ていただきたいと思っていた」

[ 2019年3月23日 16:14 ]

ピエール瀧容疑者の代役に決まった三宅弘城
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 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で制作統括を務める訓覇圭氏(51)が23日、都内で行われた「大河ドラマ『いだてん』トークツアーin東京都文京区」のイベント前に報道陣の取材に対応。コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けて降板したピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)の代役として、起用が決まった俳優の三宅弘城(51)について「合っている」と期待感を口にした。

 瀧容疑者は主人公・金栗四三(中村勘九郎)にマラソン用の足袋を提供する足袋屋「播磨屋」の主人・黒坂辛作役。辛作は物語の重要な役どころのため、出演シーンをすべてカットするのは不可能で、今後も四三ともに二人三脚でマラソン用の足袋を開発していくことになる。三宅は4月28日放送の第16回から登場する。

 訓覇氏は代役の三宅について「三宅さん自体はこの『いだてん』に合っている役者さんだと思っていて、この件がなくても、どこかで出ていただきたいと思っていた。職人というのは想像できるし、いいんじゃないかと思って、宮藤さんとも話してオファーした」とオファーの経緯を明かした。

 三宅には「状況がこういう状況になるので、非常に心苦しいんですが」とオファーするも「幸い、ずっとオンエアを見てくれていて、とっても好きでいてくれた」と訓覇氏。三宅に「ありがとうございます、心強いです」と伝えると「『やれるだけがんばります』と言っていただいた。嬉しかったです」と突然のオファーにも快諾をもらったことを明かした。

 三宅はまだ撮影には参加しておらず、「第16話の放送に間に合うように、準備をしている段階」だとし、「近いうちに」スタートする。

 撮影はまず今後の放送分について対応。すでに放送されている分の撮り直しは「まだ考えられない」段階だという。現在、同作のオンデマンドの配信などは停止している状態だが、これについては「制作者としてはつらいです」と沈痛だった。

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2019年3月23日のニュース