頑張る母親、実験、10代に人気…今期弁護士ドラマ3本 それぞれの楽しみ方

[ 2019年3月4日 05:18 ]

TBS日曜劇場「グッドワイフ」に出演の常盤貴子
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 定番の“刑事ドラマ”に続いて、最近流行なのが“弁護士ドラマ”。今クールは「グッドワイフ」(TBS系、日曜午後9時)、「イノセンス 冤罪弁護人」(日本テレビ系、土曜午後10時)、「キャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ、木曜午後10時)の3本が放送中だが、ジャンルは同じでも方向性はそれぞれ。それが視聴者を楽しませている。

 “弁護士ドラマ”として最もオーソドックスな作りといえるのが常盤貴子主演の「グッドワイフ」。アメリカの人気シリーズが原作で、夫が逮捕されたことにより16年ぶりに弁護士として復帰した主婦が主人公。弁護士ものの十八番、法廷シーンが見どころで、“公判”や“証人”など、実際の裁判で交わされる独特のイントネーションを採用するなどリアリティーにこだわっている。

 テレビの視聴状況を独自に調査している「テレビ視聴しつ」(東京、対象960人)の満足度調査によると、1月スタートのGP帯ドラマで3位となる3・95(5段階評価)を記録、放送中の弁護士ドラマ3本の中では、最も高い数値を記録している。視聴者の感想には、「個人的には日本版の方が好き」(56歳女性)など、本家アメリカ版より面白いということで視聴を続けている人も多いが、「常盤貴子さんに拍手!前向きに頑張る母の姿が素晴らしい」(52歳女性)、「常盤貴子が子供達と演技している時の笑顔が優しい」(45歳女性)など、同枠では19年ぶりとなる常盤の好演と母としての演技が、年齢に近い層の女性から多くの支持を得ている。

 冤罪事件を科学的に “実証”することによって解き明かしていくという視点がポイントなのが、坂口健太郎主演の「イノセンス 冤罪弁護人」。 難しい“冤罪弁護”がテーマという点も注目だが、最大の見どころは事件現場で起きた事象を実験によって証明していく場面。「想像がつかないところから逆転するのが面白い」(25歳男性)、「海外ドラマみたいに小さなほころびから思わぬ方向に事件が向いていく感じがおもしろい」(56歳女性)、「毎回、壮大な実験が入っているのが魅力的」(18歳女性)など、事件現場の“火事”や“雨”をも再現するというシーンが一歩踏み込んでおり、満足度は3・84と今期5位にランクしている。

 2つの作品とは全く異なり法廷シーンが一切登場しない“危機管理専門”という異色の弁護士ドラマなのが竹内結子主演「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」。スキャンダルに直面した依頼者を、ネット上をわざと炎上させるなどの印象操作や情報操作を駆使して救っていく。これまでにない斬新な設定に視聴者が追いついていくのが大変なのか、全体満足度では3・44ともうひとつ。

 だが、視聴層別に見る10代女性では4・30とトップの高数値を記録。「弁護士ものは数多くあるけれど、スキャンダル専門という所がとても面白い」(14歳女性)、「メイン2人の女子トークが面白くて好き」(18歳女性)、「主要メンバーの掛け合いがとてもいい」(18歳女性)など、竹内と水川あさみらの飾らない会話のやりとりや、星野源が歌う「恋」のPVなどを手掛けた気鋭の映像クリエイター・関和亮氏が監督として繰り出す、オシャレな映像世界も相まって10代女子から支持を得ている。

 各ドラマとも終盤戦。最後の“着地”次第で1話から築き上げてきたものが色あせてしまう恐れもあれば、その最終局面のためにこれまでのストーリーがあったのか、とすべてがつながりはっとさせられることもある。3本のドラマの最終回を待ちたい。

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