7年後は103歳…瀬戸内寂聴さん 大阪万博も「多分生きてると思う」 秘書が“太鼓判”

[ 2018年11月26日 18:22 ]

寂庵で会見した瀬戸内寂聴(左)と秘書の瀬尾まなほ氏
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 作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(96)が26日、自宅兼寺の「寂庵」(京都市右京区)で、秘書・瀬尾まなほさん(30)と会見し、20日に発売した2人の対談集「命の限り、笑って生きたい」について語った。

 96歳で現役バリバリの小説家である瀬戸内さん。「いつまで書けるか。朝に目が覚めると“まだ生きてた”と思う。いつ死ぬかとばかり考えるけど、こればっかりは尼になっても分からない」と苦笑いしたが、年齢を感じさせない話しぶりと顔色。瀬尾さんからも「瀬戸内は(2025年の)“大阪万博のときは死んでるね”と言うけど、多分生きてると思う」と言われ、「(7年後は)103歳ですよ」と苦笑した。

 同書には、2人の絶妙な掛け合いが収録される。2011年に寂庵に就職した瀬尾さんについて、「遠慮のない言いたい放題の人ですから、私も負けずに言いたい放題。ユーモアがあるから一緒に居て楽しい」と語り、「若い人といる事が、自分も若くいるコツ」と、66歳年下の秘書との毎日が元気の源であることを明かした。

 初エッセー「おちゃめに100歳!寂聴さん」が18万部のベストセラーとなった瀬尾さんの文才にも、変わらずに期待。「そのうち小説も書けると思う」と太鼓判を押したが、瀬尾さんは「小説は書けない。2作目もエッセーで、来夏くらいに出せたら」とはにかんだ。

 この日は、2人がプロデュースした「しあわせクッキー」を来年2月に発売することも発表した。

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