シシド・カフカ指揮者デビュー 21日都内で公演 6度目の“変身”

[ 2018年10月6日 10:23 ]

本紙のインタビューに答えるシシド・カフカ(撮影・ 久冨木 修)
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 シシド・カフカ(33)が指揮者デビューする。歌手やドラマー、女優、モデル、作詞家の5つの肩書があったが、マルチな活動がまた一つ加わる。21日に東京・天王洲の寺田倉庫で行う公演「エル・テンポ」に指揮者(コンダクター)として登場。指先から腕まで使う約150種類のハンドサインを駆使して、最大13人のパーカッション集団による打楽器の音色をリードしていく。観客の反応と呼応しながら、その瞬間にしか生まれないラテン音楽をつくり上げる。

 4月13日から約2カ月間、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ単身留学した。きっかけは15年に番組ロケで同地を訪れ、世界的パーカッション集団「ラ・ボンバ・デ・ティエンポ」のライブを鑑賞したこと。「日本でもやりたい」との思いを持ち、同楽団の創始者で指揮者のサンティアゴ・バスケス氏に師事した。

 現地で送ったのは、同氏のスクールに週4日通い、週2日はライブを鑑賞するという音楽漬けの日々。1年前から勉強し、準備していたスペイン語は「現地では全く通用しませんでした」という苦労もあったが、マンツーマンでの指導も受け、指揮のイロハをみっちり学んだ。

 指揮者の魅力について「私の意思が通じて音がつくれたときは快感です」と笑顔。「音楽の新しい楽しみ方を広めたい。今度はフェスなど野外でのイベントも狙っていきたいですね」と、また一つ大きな夢が膨らんだ。

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2018年10月6日のニュース