半田あかり カンパチ解体ショー実演 お笑いと“二刀流”、目下恋人募集中

[ 2018年10月6日 16:05 ]

カンパチ解体ショーを実演する半田あかり
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 お笑い芸人でありながら、カンパチ解体ショーの芸を持つ“二刀流タレント”の半田あかり(34)が6日、大阪市西区の鮮魚取引所「中之島漁港」で実演披露した。

 ちびっ子らが興味津々に見つめる中、出刃包丁を手に「いくよ〜!」というかけ声とともに、3キロの魚のエラの部分に刃先をズブリ。その後、軽妙なトークを交えながら約10分かけてきれいな三枚開きにし、「今の時期はレモンと塩だけでもおいしいよ」と鹿児島県鹿屋市産のカンパチを笑顔でPRした。

 所属事務所を通じ、縁もゆかりもない同市から“市の魅力を発掘・発信してほしい”とオファーを受け、「かのやオフィシャルリポーター」に就任したのが2年半前の2016年4月。当時は大阪を拠点にしたお笑い芸人兼リポーターだったが、担当していたテレビやラジオの仕事を辞め、現地に移住した。

 市役所農林水産課の職員(地域おこし協力隊)として役所の実務をこなす毎日。慣れない作業に奮闘しながら、市役所関係者にも内緒で、地元漁師から3カ月かけてカンパチの解体を学ぶなど努力も積み重ねてきた。

 当時、普通の芸能生活を捨てて、鹿屋市に行くことに迷いはなかったのか?「選択肢が2つあればつらい方を選びなさい」。背中を押したのは、今年7月に亡くなった母のその言葉だった。「自分も成長し、それがみんなの役に立つのであればという思いもありました。元々“芸人として売れたい”という欲もなくて。それがかえってよかったのかも…」。いつしかそんな活動が話題となり、各地から実技披露だけでなく講演依頼なども殺到するようになった。

 4月に故郷の大阪へ戻ったが「かのやオフィシャルリポーター」の活動は継続中。ただ、契約満了のため同市の嘱託社員の肩書きは3月で終了した。一方で、事務所には他の都道府県から同じような誘いが複数来ており、「再び転居することになるのか、それとも大阪を拠点に活動するのかも含めて今後は未定」なのだそう。

 ただ、そんな状況だけに、独身の身として「結婚できるのか?」というのが現在の悩みの一つ。ただ、鹿屋市での1人住まいで魚のさばき方もマスターし、料理の腕もかなり磨かれたといい、「相手は芸人仲間?それはないかな〜。恋人募集中です。女子力も高いですよ」と、ゴム製胴付きズボンに鉢巻きという漁業関係者ルックで必死に記者に訴えていた。志願者はインスタグラムなど複数あるSNSに直接、メッセージを書き込んで欲しいそうだ。

 7日も大阪・大丸梅田店地下1階で午後時から鹿屋市産カンパチの解体ショーを行う。

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2018年10月6日のニュース