吉澤ひとみ被告 病院へ直行 無期限謹慎へ 保釈「申し訳ありませんでした」と謝罪

[ 2018年9月28日 05:30 ]

保釈された吉澤ひとみ被告は、報道陣を前に謝罪の言葉を述べ、後ろを振り返る(撮影・白鳥 佳樹) 
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 酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げをしたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告(33)が27日、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。深く頭を下げ、小さな声で「申し訳ありませんでした」と謝罪した。早ければきょう28日にも、所属事務所から無期限謹慎など厳しい処分が下されるとみられる。

 逮捕から3週間。午後5時半ごろ、署の通用口を出た吉澤被告は白いブラウスに黒のタイトスカート姿で、頬はやつれていた。

 カメラのフラッシュを浴びながら約200人が待機していた報道陣の前まで歩き、約7秒間、深く頭を下げた後、顔を上げて口を開こうとしたが、言葉が出てこない。潤んだ目で何度もまばたきをしてから、か細い声で「被害者の方々に深くお詫(わ)び申し上げます。このたびは誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。「逃げたのはなぜ?」などと質問が飛んだが、これには答えず、再び頭を下げて送迎車に乗り込んだ。

 署を出た車は病院に直行。事務所関係者は「会話ができないぐらい憔悴(しょうすい)しているので、医師に診察してもらう」と説明した。その後、夫、両親、所属事務所の関係者と今後についての話し合いを持ったとみられる。

 起訴された26日、弁護人が保釈を請求。東京地裁が27日、これを認める決定を出し、夫が用意した保釈保証金の300万円を即日納付。保釈決定が報じられた27日午後は、原宿署前は報道陣や見物客約300人でごった返していた。

 起訴状によると、吉澤被告は今月6日朝、酒気帯び状態で乗用車を運転。東京都中野区内の路上で赤信号を無視して交差点に進入し、男女2人に軽傷を負わせ、そのまま逃げたとしている。

 一時代を築いた元アイドルだけに今後が注目されるが、関係者は仕事復帰は極めて困難とみる。テレビ関係者は「事務所側は何も言い訳ができないというスタンス。本人がどう考えているかは別として、厳正な処分をもって臨むべきと考えているようだ」と語る。状況的に無期限謹慎は不可避との見方が強い。

 また、8月26日に吉澤被告がモー娘OGとして出演した「ハロー!プロジェクト」の20周年コンサートは映像商品化が予定されていたが、棚上げになったことが分かった。

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