菜葉菜 永瀬正敏とW主演作「赤い雪」で火花、覚悟の“艶技”魅せた

[ 2018年8月30日 06:45 ]

菜葉菜
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 俳優の永瀬正敏(52)と個性派女優として人気の菜葉菜が来年2月に公開が決まった映画「赤い雪」にダブル主演し、演技の火花を散らした。30年前の少年失踪事件を巡ってミステリアスに展開する人間ドラマ。“初脱ぎ”にも臨んだ菜葉菜は「私にとって抱きしめたいほど愛(いと)おしい作品になりました」と熱く語った。

 「ヘヴンズ ストーリー」「64―ロクヨン―」などを世に放ってきた浅野博貴プロデューサーの新作に佐藤浩市(57)や夏川結衣(50)、井浦新(43)ら実力派も集結。実話を下地に甲斐さやか監督が自ら脚本も書いてメガホンを取った。

 姿を消した少年の兄を永瀬、誘拐を疑われながら完全黙秘でけむに巻いた容疑者(夏川)の娘に菜葉菜が扮した。デビュー35周年を迎えてますます精力的な永瀬は「初めて脚本を読ませていただいた時、読み進めながらドンドン作品の世界観に引き込まれていきました」とコメントした。そんな永瀬との共演に菜葉菜は「この仕事を始めた頃からずっと見てきた俳優さん。がっちりお芝居できてうれしかった」と感慨深げ。クライマックスには雪中の格闘シーンがあり、圧巻だ。

 母親の内縁の夫を演じた佐藤を相手に菜葉菜は濡れ場にも体当たり。撮影前に「(菜葉菜にとっては)勝負の作品になると思うから覚悟して頑張れ!」と佐藤からエールを送られたといい、「その言葉を信じて胸を借りました」と“やりきった感”を漂わせた。覚悟の“艶技”も大きな見どころだ。

 ◆菜葉菜(なはな)本名、年齢非公表。東京都出身。劇団絶対王様所属。2001年に園子温監督の映画「自殺サークル」でデビュー。05年「YUMENO」で初主演。「64―ロクヨン―」(16年)「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(17年)など映画を中心に活躍。1メートル65。

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