名倉七海 エアギター世界王者に返り咲き「これをきっかけにドラマや映画やバラエティーも出たい」

[ 2018年8月26日 05:30 ]

全力でエアギターのパフォーマンスをする名倉七海(C)Airnest Productions Ltd. & Air Guitar World Championships//
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 「世界エアギター選手権2018」の決勝が24日(日本時間25日)、フィンランド・オウルで開催され、女優の名倉七海(23)が2014年以来2度目の世界チャンピオンに輝いた。歓喜から一夜明けた25日、喜びをスポニチ本紙に明かした。

 雷雨を吹き飛ばす圧巻のステージに観客が熱狂した。テーマは童話「シンデレラ」。素朴な少女がガラスの靴のかわりにギターを手にすると一変。メタルバンド・メタリカの「Metal Militia」に乗って長い髪を振り乱しながらステージを縦横無尽に駆け巡った。中盤では早着替えも見事に成功させ、観客のボルテージは最高潮に達した。

 「早着がえの衣装は母に作ってもらって、お父さんにはパフォーマンスを指導してもらいました」。家族でつかんだ快挙に「この舞台に戻ってこれたことが何よりも幸せです。まさか優勝できるなんて…信じられないです」と喜びをかみしめた。

 2014年は当時史上最年少の世界チャンピオンとして栄冠を手にした。シード出場した15年には惜しくも4位。徐々にエアギターから距離を置くようになった。しかし今年6月に3年ぶりにエアギターをプレーし確かな手応えを実感。再挑戦を決意した。本番直前には「3、4年前の記憶がフラッシュバックしてきて涙が出てきました」と感無量。「世界一になるぞ、と強く思いました」との言葉どおり全力プレーが実を結んだ。

 14年にミニアルバム「こうき心」でソロ歌手デビューし、歌手・吉田拓郎(72)の名曲をカバーしたことでも話題になった。「実際にギターを弾く感覚があったので、今回は“ギターを弾いているぞ感”を前面に出しました」。その言葉通り今大会では3年ぶりの悔しさをはね飛ばす進化を披露した。

 「エアギターが大好きなので、魅力をもっと皆さんに広めたいです」と普及活動にも精力的に励んでいく。「これをきっかけに私のことを知ってもらって、ドラマや映画やバラエティーも出たいです!」と、世界チャンピオンながらもあどけない笑顔がほころんだ。

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2018年8月26日のニュース