舘が裕次郎さんのベンツ狙い猛アピールも、まき子さん一蹴 世界に1台のガルウイング 銀座で軌跡展開幕

[ 2018年8月23日 05:30 ]

ベンツ300SLガルウイングの横でポーズをとる舘ひろし(左)と神田正輝
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 全国縦断「石原裕次郎の軌跡」展が22日、東京・銀座松屋で開幕した。石原まき子夫人(85)、舘ひろし(68)、神田正輝(67)、石原伸晃衆院議員(61)らが参加し、オープニングセレモニーと鏡抜きが行われた。

 昨年8月末に閉館した北海道小樽市の石原裕次郎記念館の所蔵コレクションから1000点以上を厳選して展示。裕次郎さんの愛車で数億円といわれるメルセデスベンツ300SLガルウイングは、1階の正面口にお目見えした。1950年代には日本では裕次郎さんと力道山の2人しか所有していなかったという珍しい一台。記念館以外での展示は初めてで、松屋銀座を訪れる客は誰でも見られるスペースにある。

 舘によれば「元々のヘッドライトは丸かったけれど、先代(裕次郎さん)は頼んで縦長にしてもらった。世界に1台しかない」という逸品。かねて禅譲を狙っており、運転席に乗り込んで「僕に合っているよね」と再アピールしたが、まき子さんに「そういうわけにはまいりません」とたしなめられ苦笑いだ。

 デパート前に突如現れた名車に、ファンだけでなく多くの人が足を止めて二重三重に人垣ができる注目度。伸晃氏は「叔父が得意そうに運転してやってきたのを覚えています」と懐かしそうに語った。また、8階の会場では、裕次郎さんとまき子さんの結婚指輪など、指輪4点も初めて披露された。全ての展示物に総額で億単位の保険がかけられるという貴重な展示会。初日だけで約3000人が来場。同展は9月3日までの開催で、期間中に6万人の動員を見込んでいる。

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