酒井若菜「グッド・ドクター」も母親役 NHK「透明なゆりかご」に続き“異例”同クールで局を越えて

[ 2018年8月23日 16:00 ]

木曜劇場「グッド・ドクター」第8話にゲスト出演、またも母親役を演じる酒井若菜(C)フジテレビ
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 女優の酒井若菜(37)がフジテレビ木曜劇場「グッド・ドクター」(木曜後10・00)の第8話(30日放送)に母親役でゲスト出演。放送中のNHK「透明なゆりかご」(金曜後10・00)でも主人公(清原果耶)の母を好演中だが、同じクールとしては“異例”の局を越えての母親役となる。“憑依女優”の演技に期待が高まる。

 俳優の山崎賢人(23)が主演を務め、初の医師役に挑むヒューマンドラマ。小児外科医の世界を舞台に、自閉症スペクトラム障がい(対人関係や言語の発達に偏りがある者)によりコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群(特定の分野で優れた能力を発揮する者で、知的障がいや発達障がいを有することが多い)の青年・新堂湊(山崎)の成長を描く。

 新境地を開拓した山崎の熱演と感動のストーリー展開は「涙腺が崩壊しました」などと毎回大反響。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も初回から6週連続2桁をキープし、好調に推移。同局の伝統枠「木曜劇場」としては、2014年10月クール「ディア・シスター」以来、約4年ぶりの快挙となった。

 酒井が演じるのは、がんを患っている息子・陽翔(鳥越壮真)と、陽翔の兄・翔太(池田優斗)の母・早見香織。もともと長野で暮らしていたが、小児外科医として日本トップクラスの高山(藤木直人)に陽翔を診てもらうため、仕事のある夫を残し、東京へ引っ越すことに。泊まり込みで陽翔に付き添うため、どうしても家事に手が回らず、アパートに帰ってきた翔太の前には「あたためてね」というメモとともにラップに包まれた焼きそばだけ…という日々。そんなある日、香織が昏倒する事態が起こる。

 酒井は「第1話の放送を見て、ものすごくしっかり練られているドラマだなと思い、それ以降の回も夢中になって見ていたので、オファーをいただいた時は、率直にとてもうれしかったです」と喜び。「第8話の演出の金井(紘)監督とは助監督をやっていらっしゃった時に何度かお仕事をさせていただいたことがあったのですが、監督になられてからはこの作品が初めてで。なので今回は、私があらかじめ役を自分の中で作り込んでおくのではなく、フラットな状態で現場に臨み、金井監督の撮りたいものに応えて、どんどん香織という役に色をつけていってもらう形で演じていければと思っています」と演技プランを明かした。

 山崎とは初共演。「『グッド・ドクター』を見て、とても良い役者さんだなと思いました。湊先生という役は、キャラクターに寄せて演じてしまうこともできたのだろうけれど、そうではなく、役に芯を持って演じていらっしゃって、私は大ファンになりました。現場でお会いすると、とてもかわいらしくピュアな方なので、悪いところが見つからないですね」と笑って絶賛し、芝居の絡みが多い女優の上野樹里(32)についても「ご本人の人柄も好きだし、役も魅力的で。ご本人の役に臨む姿勢や、人の気持ちに寄り添う優しさに、こういう人がそばにいてくれると救われるなと思うと同時に、夏美先生のような医師がいれば良いなと思いながら、毎シーン撮影をしています」と称えている。

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2018年8月23日のニュース