「万引き家族」子役の城桧吏&佐々木みゆ パルムドール像と初対面「重かった」

[ 2018年6月3日 16:31 ]

<「万引き家族」三世代試写会舞台あいさつ>(左から)城桧吏、佐々木みゆ、リリー・フランキー、是枝裕和監督
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 今年5月に開かれた世界最高峰の映画祭「第71回カンヌ国際映画祭」で、長編14作目となる最新作「万引き家族」(8日公開)が日本作品として21年ぶりに最高賞「パルムドール」に輝く快挙を成し遂げた是枝裕和監督(55)と主演のリリー・フランキー(54)が3日、都内で「万引き家族」(8日公開)三世代試写会に出席。子役の城桧吏(じょう・かいり、11)、佐々木みゆ(6)とともに舞台あいさつを行った。

 家族ぐるみで万引し生計を立てる一家の物語で、物語の鍵となる役どころを演じた城と佐々木はパルムドール像と初対面。是枝監督から像を渡されて持った感想を聞かれると城は「重かったです。この手洗いません」と笑顔。佐々木も「腕が痛い。マイクより重たい」と初々しくコメントし、会場の笑いを誘った。またパルムドール受賞後の周りの反響を聞かれると城は「学校の人からは『おめでとう』『すごいねー』って言う人は多かった。中には『“カンヌ賞”とったんでしょ』って言う人がいたり。でも生活には変化はないです」と告白。受賞後の変化を聞かれたリリーは「パルムドールもらった次の日にクレジットカードなくして、まだないので生活に困ってる」と苦笑い。しかし「こんなに周囲の人が喜んでくれるとは思ってなかったので、単純にうれしいです」と明かしていた。

 是枝監督は「授賞式終わった後に公式のディナーがあって、その時審査員の方々が『とにかく役者がみんなすばらしい』『子供たちをどう撮ったかわからない』って最高の褒め言葉をいただいた」と子役が絶賛されていたことを明かすと佐々木は「とてもうれしいです」。城も「うれしい!よかったです」と照れ笑いを浮かべていた。

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2018年6月3日のニュース