生田斗真 音楽にハマった原点はX JAPAN「“電話番号交換しよう”に手震えながら」

[ 2018年5月15日 09:30 ]

 【夢中論】音楽フリークで知られる俳優の生田斗真(33)。11歳でジャニーズ事務所に入り先輩に教えてもらったX JAPANをきっかけに、邦楽、洋楽問わずハードロックやメタルにはまった。頻繁にライブを訪れ音にまみれる一方、最近はレコードの音色にも魅了されている。年齢を重ね、熟成していく音楽愛。俳優としても成熟し、公私ともに夢中になる瞬間を味わっている。

 洋楽ではメタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、邦楽ではマキシマムザホルモンなど「わりとハードめのロックやメタル」が好き。頻繁にライブに足を運び、フェスも楽しむ。マキシマムザホルモンや10―FEET、SiMなどバンドのメンバーとも親しく、飲みながら「かっこいいバンドいる?」と最新情報を仕入れる。「普段いろんなバンドとフェスとかを回ってる人たちだから、そこに聞くと情報が早いんです」

 音楽の原点は、ジャニーズ事務所に入り、X JAPANを知ったこと。「音楽もファッションも何も知らない小学5年生だったけど、2、3コ上のお兄ちゃんたちが“ナイキのエアマックスって知ってる?”“吉野家って知ってる?”とかいろんなことを教えてくれるんです。その中にXがあって、初めて聴いて“何これ!”って。そこから音楽が好きになって、いろんなのを掘って聴くようになりました」

 3月にボーカル・ToshI(52)のラジオ番組にゲスト出演し初対面。「もの凄く緊張して、終わってから“電話番号交換しようよ”って言われて、手震えながら電話番号を交換しました」

 4月に行われた再結成10周年記念コンサートも訪れた。一緒に行ったのは弟でフジテレビの生田竜聖アナウンサー(29)。一番の音楽の“相棒”でよく一緒にライブにも行く。「弟は僕の部屋にCDがいっぱいあったから全部聴いてたんです。音楽の趣味が一番合うのが弟なんですよ。ToshIさんが“よかったら裏(バックステージ)に来てください”とおっしゃってくださったので、弟と2人であわあわしながらお邪魔しました」

生で味わう音楽だけでなく、自宅で熟成されたレコードの音色に耳を傾けるのも至福の時間。数年前に初めてレコードプレーヤーを手に入れた。「ハードロックとかメタル好きっておじさんが多くて、“レコードが一番だから”と勧められて。今はスマホでもボタン一つで音楽が聴けるけど、いちいちジャケットから出して針を置いてっていう作業が面倒くさいのがいい。音も温かい感じがします」

 レッド・ツェッペリン、キッス、AC/DC――。知り合いからレコードを譲ってもらうことも多く、コレクションは増えている。「おじさんになったらレコードだけの部屋がほしい。いい音響をセットして、音楽をかけてウイスキーかなんか飲んじゃって。大人の遊びがしたいです」

 33歳。もう大人だが、理想の「大人」にはまだ届いていない。「職人ぽい人に憧れます。撮影所の照明部のおじさんとか格好いいなと思う。仕事ができる男が好きです」

 俳優としても成熟期を迎えている。主演映画「友罪」(25日公開)では、友人がかつての凶悪事件の犯人ではないかと疑い、自分の過去にも葛藤する役どころ。昨年の映画「彼らが本気で編むときは、」ではトランスジェンダーを演じ、立て続けに難役に挑んでいる。「30代を迎えて社会的に意義のある作品もやらせてもらえるようになったなと思います。コメディーやラブストーリーをやる時とスタンスは変わらないけど、この振り幅がだいご味。僕らは何にでもなれるから面白い」

 アイドル集団のジャニーズ事務所で異色の俳優専業。音楽活動への興味もあるが「ここまで音楽を好きになっちゃったんで、いざやるとなったら、めちゃくちゃ自分のこだわりが出て大変だろうなと思います」。

 仕事でも音楽でも、帰りたくなくなるほど没頭する瞬間がある。「子供の頃の遊びがそうだったじゃないですか。放課後のチャイムが鳴って“もう帰らなきゃいけないのかよ。こんなに楽しいのに”って。撮影現場でもライブでも、そう思うこと、たまにあるんですよ」。夢中が生み出す情熱と野望。「まだ世に出てない同世代や下の世代と一つの時代をつくりたいといつも思っています」。穏やかな語り口だが、好きな音楽のように熱さと激しさを内に秘めている。

 ≪友の正体を疑い…25日公開「友罪≫ 映画「友罪」は実際の事件に着想を得た薬丸岳氏の小説が原作で、元週刊誌ジャーナリストの益田役。町工場で同僚の鈴木と友達になったが、鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人だった“少年A”ではないかと疑い始める。「益田の目線を通してお客さんが映画に入っていくと思うので、普通の青年の目は大切にしながら演じました」と振り返る。

 瀬々敬久監督(57)の作品は初参加。「いい芝居をした時は録音部の方が“監督、静かにしてください”って言うくらいモニターの前で号泣したり、作品やキャスト、スタッフに愛情を持って接してくれる」と笑顔。ダブル主演の瑛太(35)とは3度目の共演で「20代前半の時に出会って、当時から作品をよくしたいという一点のみにおいて深くつながってる同志みたいな人」と思いを語った。

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