盟友・高畑さんと涙の別れ…宮崎駿監督「俺、みっともなかった?」

[ 2018年5月15日 14:59 ]

高畑勲さんのお別れの会で、涙ながらに弔辞を読む宮崎駿監督。後方は鈴木敏夫プロデューサー
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 4月5日に肺がんのため死去したアニメーション映画監督の高畑勲さん(享年82)のお別れの会が15日、東京都三鷹市の三鷹の森ジブリ美術館で営まれ、約1200人の関係者が参列した。

 宮崎駿監督(77)が「お別れの会」委員長を務め、「ありがとうパクさん、55年前雨上がりのバス停で声をかけてくれたパクさんの姿を忘れない」と涙ながらに盟友との別れを惜しんだ。鈴木敏夫プロデュサー(69)は「(宮崎監督が)読み上げた弔辞は1カ月ぐらいかけて書いたんです。あれを話すときに、予行演習をやっている時から泣いていた。やっぱり泣いちゃいましたね。でも、それが今日の、お別れ会においては全体の雰囲気を決めたのかなと」としみじみ。宮崎監督は涙を見せたことを鈴木氏に「俺、みっともなかった?」と聞いてきたといい、「そんなことないですよって(と答えた)。だって、55年間ですからね、忘れていた2人の出会いも思い出したんですから」。

 2人の関係については「そんな美しい関係じゃない。ライバルですよ。(宮崎監督にとって高畑さんは)ある時は師匠であり、先輩であり、ある時は友人。高畑さんがいたから、みやさんも頑張れた。みやさんがいたから、高畑さんも頑張れた。そういう関係だと思う。後は、残ったみやさんと僕がどっちが先に死ぬかですよね」と笑った。

 「本当は『かぐや姫』と(宮崎監督の)『風立ちぬ』を同日に公開したかった。夢のプランだったんです。それを高畑さんは守ってくれなくて…」とボヤき、2作の公開を終えた後、2人には「本当は同じ日に公開したかった。死ぬときは一緒に死んでくれないか、お別れの会が1回で済む」と話したことを明かし、「それを笑ったのは高畑さんで、みやさんは深刻な顔をして、僕のことを睨んだ。そんなこともありましたね」と親しい関係だからこそのやり取りを懐かしんだ。

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