濱口竜介監督「寝ても覚めても」カンヌ公式上映 拍手喝采10分 東出昌大も目潤む「万感の思い」

[ 2018年5月15日 16:25 ]

映画「寝ても覚めても」でカンヌ国際映画祭に参加、レッドカーペットに登場した(左から)東出昌大、唐田えりか、濱口竜介監督(C)KAZUKO WAKAYAMA
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 新鋭・濱口竜介監督(39)の最新作「寝ても覚めても」(9月1日公開)がフランス南部で開催されている「第71回カンヌ国際映画祭」(8〜19日)の最高賞パルムドールなどを競うコンペティション部門に選出され、14日午後4時(日本時間同午後11時)から公式上映が行われた。

 2人の同じ顔をした男と1人の女を描く芥川賞作家・柴崎友香氏の同名恋愛小説を映画化。濱口監督は世界三大映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン)への初出品ながら、コンペ部門に異例の選出となった。俳優の東出昌大(30)が同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男・亮平と麦(ばく)の1人2役に挑戦。新星・唐田えりか(20)がヒロイン・朝子を演じる。

 公式上映が終わると、エンドロール中から大きな拍手がわき起こり、10分間以上続いた。場内が明るくなった時には多くの観客が濱口監督、東出、唐田に「ビューティフル・フィルム」の声を投げかけ、2階席からは身を乗り出さんほどに拍手を送る観客の姿も。唐田は感激のあまり、号泣。濱口監督、東出の目も潤んだ。

 濱口監督は「観客の好むものか分からなかったけど、こんなにあったかい拍手もらえると思いませんでした」と驚きながら「カンヌで伝わって、とてもうれしい気持ちです」と喜び。「2人にありがとうと伝えたいです」と感謝した。

 東出も「万感の思いで受け止めました。いろんな愛が伝わったと思います」と手応え。「2000人もの席の会場で自分の出演映画が上映されたのは初めてで、入ってすぐに天井を見て、その広さに驚きました。さすがカンヌだと思いました」と世界最高峰の映画祭を体感。「上映が終わって、2階席から身を乗り出して拍手してくれた人がいたんです。映画の思いが届いたんだと思ったけど、その人たちへ感謝を伝える言葉が浮かばず、拙いフランス語でメルシーと言いました」と語った。

 唐田は「貴重な経験をすることができました。この場所にいるのが奇跡のようです。濱口監督、東出さんはじめ、関わった人たちへの感謝、みんなへの感謝と愛があふれました。『寝ても覚めても』に関わってくださった方々と見てくださった方々への感謝があふれて、そして、こんなに大きな舞台で、これだけの声援を受けさせていただいて感謝の思いでいました」と涙を流した。

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