メンバーは苦悩していた 山口達也 診断出ていなかった「アルコール依存症」

[ 2018年5月3日 05:30 ]

TOKIO メンバー4人で会見 ( 2018年5月2日 )

謝罪会見で涙ながらに心境を語る松岡昌宏
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 山口達也は現在、アルコールに手を出さない環境づくりと、ストレスによる心身疲労の解決のため入院している。2日は病室で4人の会見の模様を見守ったとみられる。

 会見では、山口の酒の問題が改めてクローズアップされた。城島は「現場で酒のにおいがするとか、二日酔いで調子が悪そうなことはありました。円滑にロケが進まないことも」と回想。松岡は「何度も何度も同じ過ちをしてしまう。僕らはアルコール依存症だと思っていた」と指摘。しかし「いろんな病院に診断を求めてもアルコール依存症というのは出ていない」と明かし、「そうやって(診断書を)書いてくださった方が僕らも納得できるんですけど」と吐露した。

 正式な診断がないから、どう対処すべきか分からないというメンバーの苦悩。アルコール依存症は、内科ではなく心療内科や精神科といったメンタル系の診療科での受診が必要。さらに、診断基準には世界保健機関(WHO)の作成したガイドラインなどが用いられ、その基準は「6項目中3項目以上が同時に1カ月以上続いたか、または繰り返し出現した場合」と定められるなど、診断までに高いハードルがある。

 松岡は30日にメンバー5人で話し合った時を振り返り、山口に対して「正直、あなたは病気です」と厳しい言葉で禁酒を求めたことを明かした。城島は「不起訴になりましたけど、その罪は消えることはない。皆さんの心の中に残る」と糾弾した。被害者やその家族、アルコールの問題、裏切ったファンや仕事関係者――山口は今後、あまりにも多くのことと向き合っていかなければいけない。

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