YOSHIKIがテレビで泣いた…父の自殺、HIDEの死、衝撃の初告白

[ 2018年3月28日 18:13 ]

スタジオで幼少期の記憶について初告白するX JAPANのYOSHIKI(C)TBS
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 X JAPANのYOSHIKIが30日放送のTBS「中居正広のキンスマスペシャル」(金曜後8・54)に出演。番組インタビューの中で「思い出すことも怖かった」「いまだにうなされる」という幼少期の記憶について、テレビで初めて涙ながらに詳細を語る。

 呉服屋の長男として裕福な家に生まれたYOSHIKI。幼い頃から病弱で入退院を繰り返していた彼に愛情を注いでくれていたのが、元プロのタップダンサーで、クラシックやジャズなど音楽に精通していた父親だった。そんな父が、YOSHIKI10歳の夏休みに自殺。突然の出来事を受け入れることができず、母や親戚に当たり散らした。以来「なぜ僕は生きているのに、父は死んだのか」と深く考えるようになり、大好きな父を追いたい気持ちから小学生ながら死に方についての本を読み漁っていたという。

 病室に閉じこめられていた幼少時代と、父を失った大きな喪失感。それらすべてを吹き飛ばしてくれたのが、ロックとの出会いだった。そして同じようにギターにハマっていた幼なじみのToshiと小学生バンドを結成。これが伝説的ロックバンド「X」の始まりとなる。

 高校は千葉県内有数の進学校に進み、大学も音大への進学が決まっていたが、大学入学を取りやめプロのミュージシャンとしての人生を選択することに。

 1986年、YOSHIKIの誘いでギターのHIDEが加入。「X」は過激なパフォーマンスと激しくも美しい圧倒的な楽曲センスで、瞬く間に日本一のロックバンドへ駆け上がり、当時「エックス現象」という社会現象も生み出した。番組では、当時HIDEが語った「XをやっていたのはYOSHIKIの魅力によるところが大きかった」という貴重な肉声も紹介する。

 そして「X」は「X JAPAN」と改名したバンドとともに世界進出へと向かうが、皮肉にもここからバンドの崩壊が始まっていく。幼なじみのボーカルを襲う洗脳騒動、ギタリストの死。次々にYOSHIKIを不幸の数々が襲うことに…。

 スタジオでは、自らの人生を振り返ったYOSHIKIがスペシャルライブを披露。バンドの再結成を願う気持ち、リーダーとして語った全てのこと。この日話した全てを音に乗せ、涙ながらに奏でる「ENDLESS RAIN」にはスタジオも涙。

 魂あふれるパフォーマンスに心を揺さぶられ、MCの中居が思わず口ずさむ場面も…。テレビで初めて語るYOSHIKIの物語に注目だ。

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2018年3月28日のニュース