尾野真千子 朝ドラ同窓会で涙!6人再集結し「カーネーション」秘話 初の総合テレビ夕方再放送 

[ 2018年3月28日 11:00 ]

連続テレビ小説「カーネーション」の同窓会で思い出を語る(前列左から)甲本雅裕、尾野真千子、麻生祐未(後列左から)川崎亜沙美、田丸麻紀、尾上寛之(C)NHK
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 女優の尾野真千子(36)がヒロインを務めた2011年後期のNHK連続テレビ小説「カーネーション」が総合テレビの夕方に帯で再放送(4月9日スタート、月〜金曜後4・20、1日2話ずつ)されることを記念し“同窓会”が開かれたことが28日、分かった。尾野ら出演者6人による座談会「“朝ドラ”同窓会〜カーネーション〜」が4月7日午後6時5分から総合テレビで放送。撮影時の思い出や秘話を語り尽くす。尾野は収録の最後に感極まり、涙を流した。

 「“朝ドラ”同窓会」は「ごちそうさん」「花子とアン」がBSプレミアムで再放送された際に制作され、今回が3回目。総合テレビで放送されるのは初となる。

 朝ドラ85作目の「カーネーション」は尾野がヒロインを務め、映画「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」などの渡辺あや氏が脚本を担当。大正2年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロイン・糸子が夢の洋装店を開業し、その後、女手ひとつで娘3人を育て上げる姿を描いた。ギャラクシー賞の大賞(テレビ部門)に輝くなど「朝ドラ史上最高傑作」の呼び声もあったほど。

 今回、3月中旬に東京都内で開かれた同窓会に参加したのはヒロイン・小原糸子役の尾野、糸子の母・千代役の麻生祐未(54)、糸子の隣人・安岡八重子役の田丸麻紀(39)、糸子の幼なじみ・安岡勘助役の尾上寛之(32)、糸子の次女・直子役の川崎亜沙美(33)、近所の電器店店主・木之元栄作役の甲本雅裕(52)の6人。約6年ぶりの再会となったが、すぐに打ち解け、川崎が尾野を「おかあちゃん」、麻生を「おばあちゃん」と呼ぶなど、当時と変わらない雰囲気で同窓会の収録が行われた。

 さまざまなトークテーマがあり「出演オファーを受けた時の感想は?」には、川崎が「実は、私はヒロインのオーディションに参加していて…」と明かし、尾野は「私の敵やったんやね」。田丸がヒロイン合格の時の気持ちを尾野に聞くと「それこそ本当に泣き崩れて…スーパーで」と回想。一同は「スーパー!?」と驚く。

 視聴者からの質問にも回答。「父親(小林薫)とのケンカのシーン、本気で殴られたのでしょうか?」に、尾野は「本気も本気。『いいよ』と言った自分に腹が立つほど、痛かった」と振り返った。

 最後に「『カーネーション』を一言で言うと?」と問われると、尾野は当時を思い出して感涙。同窓会の途中から目が潤んでいたが、最後はこらえ切れなかった。尾野にとって「カーネーション」という作品とは――。

 朝ドラ旧作の再放送といえば、現在は「花子とアン」(4月2日からは「マッサン」)をオンエアしているBSプレミアムの枠(月〜金曜前7・15、1日1話)がおなじみだが、今回は地上波、総合テレビ。今回の編成は過去20年ほどは例がなく、NHKも「おそらく連続テレビ小説の放送開始(1961年)以来初となる」と語る超異例の試み。「視聴者から再放送希望が多数寄せられる朝ドラを総合波でも新たに編成することで、より幅広い視聴者サービスとするため。また2019年春に100作(「夏空―なつぞら―」)を迎える連続テレビ小説の魅力を改めて多くの視聴者の皆さんにお伝えするため」と狙いを説明している。

 尾野は出世作の地上波再放送にあたり「どうも、小原糸子でございます。この度、再放送をすることが決まりました。私たちがあの時代、みんなと生きた証が、皆さんに届けばと思っております。これからも『カーネーション』を、どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。4月9日の再放送スタートを前に、まずは尾野が泣いた同窓会が話題を呼びそうだ。

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