有賀さん“旧中山道事件”秘話…元上司・露木茂氏から褒められ、きょとん

[ 2018年2月6日 08:00 ]

有賀さつきさんを悼む

有賀さつきさん
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 元フジテレビアナウンサーで有賀さんの上司だった露木茂氏(77)は、スポニチ本紙の取材に「早すぎます」と無念さをにじませた。

 アナウンス部の専任部長だった1987年、翌年の新入社員の採用を担当し、有賀さんの面接も行った。有賀さんは自動車のA級ライセンスを持つなど活動的な一面があり「アナウンサーにならなかったら何になる?と聞いたら“カーレーサー”と返ってきた。外見に似合わず行動的で、存在感もありました」と振り返った。

 チャーミングな人柄で人気を博し、旧中山道を「きゅうちゅうさんどう」と読み間違えた“事件”もあったが「普通は上司が怒ったりするけど、僕は逆に“なかなか普通の人にはできない”と褒めたくらい。彼女は怒られると思ったみたいで、きょとんとしていました」と明かした。最後に会ったのは昨年7月の同局「ネプリーグ」での共演。「凄く明るくて、周りを明るくする気遣いもする。心配を掛けちゃいけないと気を使って、誰にも何も話さなかったのかな」と思いやった。

 有賀さんが92年に同局を退社後、テレビ朝日「ミュージックステーション」で共に司会を務めたフリーアナの生島ヒロシ(67)は「華やかでキラキラしたアイドルと同じような女子アナの存在を確立した」と足跡を称えた。ファッションや髪形も注目され「彼女に憧れて女子アナを目指した人も多かった。残念です」としのんだ。

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