「ET―KING」いときん、5カ月ぶりステージ復帰 肺腺がんで療養中

[ 2017年12月28日 21:09 ]

5カ月ぶりにステージ復帰したいときん
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 28日に開催されたET―KINGの全国ツアー「えびす巡業〜出稼ぎ篇〜」のツアー最終公演、大阪ミナミの「Zepp Namba」公演に、肺腺がんで自宅療養中のリーダー・いときん(38)が出演した。

 いときんは今年8月に、自身の「ステージ4の肺腺がん」を公表し、ライブ活動を休止して治療に専念。本人はツアー参加を熱望していたが、体調を考慮して最終公演のアンコール30分間のみの出演となった。

 約5カ月ぶりのステージは本編2時間の公演の後、アンコールならぬ“いときんコール”が1500人のファンから2分間。いときんが白い法被、白いシルクハットで登場すると客席から「お帰り〜」の声が飛び、いときんは深々とお辞儀。その後、「巡り合いの中で」「新恋愛」をメンバー5人で熱唱。以前と変わらぬ元気なところを見せた。

 「癌の治療は体温を上げること。こんなに体温が上がったのは久方ぶりです」と話すと客席から大きな拍手。「最高の気分。ありがとう。ありがとう。ありがとう」と言葉を噛みしめた。その後は自分のこれまでの不摂生を戒め「病気になったことで、いろいろなことを見直しました。みんな、自分の身体を大切にして」と。さらに「今のボクを治してくれてるのは仲間です。ホンマにありがとう」とメンバーへ感謝の言葉を贈った。

 締めくくりの曲は「ギフト」。客席に向かって「一生、忘れられん夜にしたってや〜」と大阪弁で絶叫。歌い終わると再度のアンコールの中、法被とTシャツを脱ぎ捨て、筋肉隆々の身体を見せて、「ムキムキマンか」と客席から大歓声。ファンに「生きろ〜、という元気をくれ」と呼びかけ、ファンが発した「生きろ〜」の声を前身で受け止める格好を見せた。「力、もらえました。しっかり身体を作り直して、ステージに立ち続けることが皆さんへの御礼やと思います。ありがとう。エエ年になりました。生きるで。ありがとう」と再起を約束した。

 いときんは先月22日配信の最新曲「こっちこい」、来年4月25日リリース予定の最新アルバム「LIFE」など、全曲のレコーディングに参加していた。

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