菅田将暉、思わず苦笑い 主演男優賞表彰状に「明らかなオーバーワーク」

[ 2017年12月28日 14:27 ]

「第30回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」授賞式に登場した主演男優賞の菅田将暉
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 俳優の菅田将暉(24)が28日、都内のホテルで行われた「第30回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」授賞式に出席。菅田は「あゝ、荒野」「キセキ―あの日のソビト―」「帝一の國」「火花」の演技で、最年少での主演男優賞を受賞した。

 対象となった4作品以外にもドラマ、映画とさまざまな作品に出演し、まさにフル稼働だった17年の菅田。贈られた表彰状にも「明らかなオーバーワークで」という文言があり、会場からも笑いが起こる中、菅田自身も思わず苦笑。「明らかなオーバーワークが書かれていたことにびっくりしたんですが、確かに疲れた1年でした。でも、僕、24歳なので体は大丈夫です。その分、こうしてたくさん頭と体を使えるだけ使った甲斐といいますか、主演男優賞というとても大きな賞をいただいて、なんか良い年になりました。今年はとくに出会った皆さんに感謝します」と受賞を喜んだ。

 時期的には作品がダブることもあったが、「僕も覚えてないですけど、あまりいいものではないですね」と苦笑。「その瞬間瞬間は一生懸命やっていたとしても、どこか準備が足りなかったんじゃないかとも思いましたが、現に“足りないんじゃないか”と先輩俳優にも怒られました。オーバーワークは控えます」と話した。

 プレゼンターとして登壇した俳優の佐藤浩市(57)は「24歳だから、今、走らなかったらいつ走るんだとご自身がわかってらっしゃるから、やっちゃおうと覚悟は決まったと思う」と菅田の奮闘を称えた。

 そのほか、作品賞は「あゝ、荒野」(岸善幸監督)、監督は「夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督(34)、主演女優賞は「彼女がその名を知らない鳥たち」「アズミ・ハルコは行方不明」の蒼井優(32)、助演男優賞は「三度目の殺人」「関ケ原」の役所広司(61)、助演女優賞は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の尾野真千子(36)、新人賞は「君の膵臓をたべたい」「亜人」の浜辺美波(17)、外国作品賞は「ダンケルク」(ワーナーブラザーズ配給)、石原裕次郎新人賞は「帝一の國」に出演した竹内涼真(24)、石原裕次郎賞は北野武監督(70)の「アウトレイジ最終章」がそれぞれ受賞した。

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2017年12月28日のニュース