長崎・大島中、全校18人でV奪回!全国リズムダンスコンクール

[ 2017年12月28日 05:30 ]

リズムダンス全国大会>規定曲中学生部門で優勝し、CHEMISTRY(後列左)とLittle Glee Monster(右)らとともに笑顔の平戸市立大島中
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 小中学生の体力向上などを目的とした「第5回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」が27日、東京・マイナビBRITZ赤坂で開催された。この日は規定曲部門が競われ、中学生部門は長崎県平戸市立大島中、小学生部門は愛知県岡崎市立生平小が制した。また、規定曲「ユメノツヅキ」を歌ったCHEMISTRY、「Go My Way!」の「Little Glee Monster」がミニライブで盛り上げた。

 中学生部門の優勝に当たる「文部科学大臣賞」に輝いたのは、長崎・大島中の「Team大島18」。第2回から全国大会に参加している常連校で、2年生の白石翔子さん(14)は「昨年は準優勝で悔しい思いをしたのでうれしいです」と涙を流した。

 30人以上のクラスで参加する学校が多い中、大島中は全校生徒が18人。長崎県西端の大島にある島内唯一の中学校だ。人数では負けるが、チームワークでは負けなかった。派手さはなくとも、基本に忠実に一つ一つの動きを丁寧にそろえ、評価基準となるダンスの完成度は出場22チームでトップクラスだった。

 メンバーは全員が幼なじみで、毎朝のマラソン、合唱など学校単位での活動を通じてチームワークも抜群。練習では生徒が動画を撮影し、細かい動きのズレを確認。休み時間を使って精度を高めた。唯一の3年生の山口洋明セラフィン君(15)は、「みんなとダンスができる時間は楽しい。最後に優勝できて本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 14年は2位、15年は1位、昨年は2位、そして今年は1位という強豪校。2年生の山口晴空(そら)君(14)は「来年も優勝します。連覇したい」と早くも意気込んでいる。4月には新入生10人が入学予定。新たなチームで史上初の連覇を目指す。大会の模様は来年1月2日の午前6時からTBS(関東ローカル)で放送される。

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2017年12月28日のニュース