古舘伊知郎　激戦区“金７”「モノシリー」で捲土重来「あえて面白くないと言いたい」

「モノシリーのとっておき〜すんごい人がやってくる！〜」とＭＣを務める古舘伊知郎（左）と山崎夕貴アナウンサー（Ｃ）フジテレビ
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　フリーアナウンサーの古舘伊知郎（６２）がＭＣを務めるフジテレビの新番組「モノシリーのとっておき〜すんごい人がやってくる！〜」（金曜後７・００）が３日にスタートする。２０１６年３月３１日にテレビ朝日「報道ステーション」を卒業して以来、初のレギュラー番組となった同局「フルタチさん」（日曜後７・００）が同年１１月に始まったものの、１年足らずで終了。捲土重来を期す。初回の収録を終えた古舘は「あえて面白くないと言いたい。それで視聴者の方に注目してもらえるならね。それくらい面白いんです」と“古舘節”で吠え、手応えを示した。

　その道のプロ＝“モノシリー”が繰り広げる“新・知的情報エンターテインメント”番組。初回は、日本一と呼ばれる東京・根津の鮮魚店「根津松本」店主・松本秀樹氏、世界的な照明デザイナー・石井幹子氏、“リアル鳥人間”ことウイングスーツパイロットの第一人者・伊藤慎一氏が登場。同局・山崎夕貴アナウンサー（３０）がアシスタントを務める。

　古舘はモノシリーたちの話に大興奮。フライングスーツパイロット・伊藤氏の話に「『空が僕なんだ、空は僕のもの』って言っていましたよ。想像を絶しますよね。特に彼のお話はすごい映像を伴いますので、たまらないですよ。この番組は、映像ショーでもあるんです。僕らのトークは二の次。映像がないとダメですからね。金曜７時ですから」とアピールした。

　博識だが「僕はね、ものを知っているわけではなく、口数が多いんです。知った風な口をきいているだけなんですよ。（今回の話は）全部知らなかったです。は〜、と感動できて、ギャラもくれるらしい。ありがたいよ」と笑った。

　ＴＢＳ「爆報！ＴＨＥ　フライデー」がトップを走る激戦区の金曜午後７時枠「金７」に参戦。「面白さを一生懸命言うと、いまどきの視聴者の方々はそんなに〜？面白いの？って、おっしゃるかもしれないので、あえて面白くないって言うのはどうですか。『日本一美味しくないラーメン』とか『世界最低の遊園地』という売り文句で注目され、お客さんが入ったケースがありますからね。それくらい面白いって言いたいです」と独特の言い回しで自信満々。

　「ゲストが１つの道に対して情熱を持って語っていただけるので、まさにこだわりの番組だからね。僕ね、夜７時台ではなくて１０時台にやった方がいいんじゃないかと思ったんですよ。それでフジテレビの編成局長にそう言ったら『１０時台ではやらない、７時で勝負せい』って言われました」と苦笑いしながら「気を入れ直して、頑張ります」と意気込んでいる。