大助花子 紫綬褒章を受章 2度入院の激動の1年「感動してます」

[ 2017年11月2日 05:00 ]

紫綬褒章受章で会見を開いた宮川大助・花子
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 夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」が2017年秋の紫綬褒章を受章し、このほど大阪市内で会見した。宮川大助(68)は2度入院した不運の1年を帳消しにするような吉報に、「感動してます」と涙。花子(63)も「大きなご褒美をいただけた」と感激した。

 激動の1年だった。3月、大助が腰部脊柱管狭窄症のため手術し5月に復帰するも、6月には感染症で再入院。グラム陽性菌敗血症も発症したが、9月に再び復活を遂げた。「今年は沢山の“しょう”をいただいた。狭窄症、感染症、敗血症…。紫綬褒章、最後にこんな素晴らしい“しょう”を頂けるとは」と漫才師らしくユーモラスに表現した後、「大助君、生きてくれててほんまに良かった」としみじみ語った。

 1979年2月に結成し、同11月に京都花月で初舞台。38年間で上方漫才大賞など数多くの賞に輝く一方で、花子の胃がん(88年)、大助の脳出血(07年)など波瀾万丈の人生を送ってきた。離婚の危機もあったという。今回、夫婦漫才に新たなスタイルを打ち出した功績が認められての受章に大助は「考えてもみなかった。嬉しさと同時に責任感も出た」と話し、今後も「漫才に芝居に頑張りたい」と意欲をみせた。

 花子は「漫才に誘ってくれてありがとう。私をどこまで大きくしてくれるねん」と夫に感謝。大助からは「ベストマイワイフ。夫婦仲良く…これに勝る宝はない」と言われ、「夫婦は地上最強の味方」と強い絆をアピールしていた。

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2017年11月1日のニュース