こち亀 16日発売号で1年ぶり“復活” 1話限りも毎年掲載?

[ 2017年9月11日 05:30 ]

2016年9月17日発売の「週刊少年ジャンプ」42号。「こち亀」40年の連載がこの号で終了した(C)週刊少年ジャンプ/集英社
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 昨年9月、週刊少年ジャンプ(集英社)で40年間の連載を終えた人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、16日発売の同誌で1年ぶりに“復活”する。11日発売号に予告が掲載される。集英社関係者によると、1話限りの掲載とみられる。

 作者の秋本治氏(64)は連載終了を発表した昨年の会見で、読み切りを発表していく可能性を示唆していた。また最終回の最後のページにも「(主人公の)両さんが40年間休まず勤務したので、この辺で有給休暇を与え、休ませてあげようと思います」とつづり、再開に含みを残していた。

 16日発売号は、週刊少年ジャンプの今年の第42号。最終回掲載は昨年の42号で、連載開始は1976年の42号。関係者は「42号で連載を終えたのは、連載開始に合わせてのことでした。今回42号での新作発表も、切りの良いところでということでしょう」としている。出版関係者は「毎年42号に掲載されることも考えられます。こち亀ファンは要チェックですが、それ以外にも秋本氏が気が向いた時に描くのかも」と話している。

 新作の内容は不明だが、予告では「部長からのプレゼントはまさかの部長自身!?」と告知している。雑誌の中盤にカラーで掲載される“センターカラー”で、巻頭カラーに次ぐ2番手の扱いだ。

 こち亀は、単行本は通算200巻を発行。発表されたエピソードは単行本収録分だけで1960話に及ぶ。

 秋本氏は現在、集英社の漫画誌4誌に「Mr.Clice」など4作品を、それぞれ不定期で連載している。

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2017年9月11日のニュース