「ガンダム オリジン」初日 安彦総監督「今回、次と好評なら“その次”も…」

[ 2017年9月2日 23:43 ]

劇場版アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦」の初日舞台あいさつに登場した(左から)安彦良和総監督、ギレン役の銀河万丈、シャア役の池田秀一、アムロ役の古谷徹、カイ役の古川登志夫
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 アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦」(総監督安彦良和)が2日、上映初日を迎え、アムロ・レイ役の古谷徹(64)、シャア・アズナブル役の池田秀一(67)、カイ・シデン役の古川登志夫(71)、ギレン・ザビ役の銀河万丈(68)ら声優陣と安彦氏が舞台あいさつした。

 1979〜80年放送のテレビアニメ版を、当時の作画監督だった安彦氏が新たに映像化するシリーズ第5弾。アニメ版の前史にあたり、安彦氏オリジナルの物語を描いている。

 古谷はアムロになり切り「38年前のメンバーでこんな舞台に立てるなんて…こんなにうれしいことはない」と感激。池田は「あれ以来、この4人がそろうのは初めてだけど、生き残りって感じだね」。古川は「戦友みたいなところがありましてね。よくぞ生き残ったという感じがします」と、その後の活躍ぶりを喜び合った。

 なお当時のメンバーではセイラ・マス役の井上遙さん、ブライト・ノア役の鈴置洋孝さん、ナレーターの永井一郎さんらが亡くなっている。

 この日は次作の「誕生 赤い彗星(すいせい)」が来年5月5日に公開されることも発表された。

 安彦氏は「今回、次回と好評なら、その次を作らせてもらえる」とファンの支援を求めた。安彦氏の言葉通りなら、前史に続く最初のテレビ版に相当する部分があらためて映像化されることになる。客席からは大きな拍手が起きた。

 最後はギレン総帥役の銀河が音頭を取って、劇中でおなじみの「ジークジオン!」コールで会場が一体となった。

 なお安彦氏は今回のシリーズで初めて会ったそうで、ややこわもての風貌に「(ギレンの)“まんま”じゃねえか!と驚いた」と笑わせる場面もあった。

 同作はこの日から、バンダイチャンネルで配信も開始。劇場での上映は4週間限定で行われる。

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2017年9月2日のニュース