海老蔵“五輪口上”世界に発信 動画撮影は麻央さん逝去数時間前

[ 2017年8月25日 05:30 ]

海老蔵が歌舞伎の口上に乗せて語る「東京2020三年前口上」動画
Photo By 提供写真

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は24日、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が口上に乗せて国内外にメッセージを発信する動画を大会公式サイト上で公開した。パラリンピック開幕3年前の25日に合わせる形で立ち上げたプロジェクトの第1弾で、日本を代表する文化人や芸術家が一丸となって大会機運を盛り上げる。

 動画で海老蔵は「このたびは東京2020五輪・パラリンピック3年前を迎えまして誠にめでたきことと存じまする」などと述べている。伝統芸能などの有識者が組織委に助言する「文化・教育委員会」メンバーで、組織委を通じ、「日本中の全ての方々が“ONE TEAM”として日本を世界に発信する、そういう20年を迎えたい」とコメントした。

 23日の自身のブログでは「撮影が6月22日でした。今の自分に、あの時の自分に出来ることを精一杯」とつづっていた。乳がんで闘病中だった妻小林麻央さん(享年34)は6月22日夜に死去。組織委によると、動画は麻央さんが亡くなる数時間前に撮影されていた。

続きを表示

2017年8月25日のニュース