壇蜜の宮城県観光PR動画中止へ “性的な表現”批判が一因

[ 2017年8月22日 05:30 ]

動画サイト「ユーチューブ」で公開されている、壇蜜が出演する宮城県の観光PR動画「涼・宮城の夏」
Photo By 共同

 宮城県は21日、タレントの壇蜜(36)を起用した観光PR動画の配信を、26日に開く観光イベント終了後に取りやめる方針を明らかにした。性的な表現と受け止められかねないシーンがあり、女性県議らが批判していた。村井嘉浩知事は記者会見で「否定的な思いを持つ人がいる以上、配慮が必要だ」と、配信中止は批判を受けたのが一因と認めた。

 県などによると、動画は9月末まで実施する観光キャンペーンの一環として7月5日に投稿サイトで公開。制作費は2300万円だった。再生回数は300万回を超えたが、壇蜜の唇が度々クローズアップされるなどの演出が、性的表現を連想させるとの批判があった。一方、配信終了の方針が示された21日には「残念だ」という声も複数寄せられたという。

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