桐山漣「のだめ」以来11年ぶり月9凱旋!「貴族探偵」最後のメインゲスト

[ 2017年6月11日 15:30 ]

「貴族探偵」で11年ぶりに“月9”ドラマに出演する桐山漣(C)フジテレビ
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 「仮面ライダーW」などで知られる俳優の桐山漣(32)が11年ぶりにフジテレビ“月9”ドラマに出演することが11日、分かった。嵐の相葉雅紀(34)が主演を務める「貴族探偵」(月曜後9・00)第10話(19日放送)と最終回(26日放送)へのゲスト出演が決定。ドラマデビューを果たした「のだめカンタービレ」(2006年10月クール)以来2度目の“月9”登場に「初めてのドラマが月9で、10年以上経って帰ってきたと考えると、なかなか感慨深いです」と喜び。豪華ゲストが名を連ねてきた「貴族探偵」だが、最後のメインゲストとして“月9凱旋”を飾る。

 1987年4月からドラマ枠になった“月9”の30周年を飾る作品。原作は、2011年に「隻眼の少女」で日本推理作家協会賞に輝くなど、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才・麻耶雄嵩氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」。召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性との会話を楽しみ、遊びに興じるという異色の探偵(相葉)を描く。

 第10話と最終回は前後編。桐山が演じるのは、具同(ぐどう)家の御曹司・弘基。具同家は武器商人として財をなし、現在の当主からはアジアに進出。シンガポールを拠点に、インドや中東への軍需品の販売を拡大している。

 貴族探偵と、師匠・喜多見切子(井川遥)が追っていた謎の人物“政宗是正”の関連性に迫る新米探偵・高徳愛香(武井咲)の事務所に、ある日、現金50万円と「6月17日に星見荘に来られたし」という紙が同封された郵便物が届く。星見荘とは、具同家所有の別荘。愛香は弘基に出会い、さり気なく政宗是正のことを聞くと、弘基から「良からぬ噂が多いですから、あまり、その名を口にはしない方がいいかも」と忠告される…という展開。

 愛香を待ち受ける真実が明らかになった時、貴族探偵は何ゆえ愛香と頻繁に事件現場で遭遇していたのか、貴族探偵とは何者なのか、さらにはドラマ「貴族探偵」とは何だったのか…これまでの物語がすべて逆転する、トリックアートのような「貴族探偵」の全貌が姿を現す。

 桐山は“月9凱旋”に「正直、お話を頂いた時は本作が初の月9だと思っていたのですが…『のだめカンタービレ』を含むと2度目の月9出演。恥ずかしい話ですが、撮影当時はセリフは一言なのに、人生初のドラマということで緊張してしまい、怒られて帰った記憶があります。初めてのドラマが月9で、10年以上経って帰ってきたと考えると、なかなか感慨深いです」と11年前を回顧。「毎話、ゲストの方が演じる登場人物の人間性まできちんと描かれていますし、錚々(そうそう)たるゲスト勢が出られていると横目で気になっていました。最後の2話に出演とのことで、うれしさもあり、身の引き締まる思いでした」とオファーの心境を明かした。

 役柄については「具同弘基は財力や地位でモノを言わす、なかなかの悪いヤツで、演じる側としてはとても刺激的で楽しいです。具同家を取り巻く登場人物の絶対的なボスである、というようなところを意識しながら演じています。まだ半分も撮れてはいませんが、威厳のある、そして説得力のある役に仕上げていきたく思っています。楽しみにしていてください」と意気込んでいる。

 「のだめ」から11年。数々の話題作に出演してきた桐山の成長した姿が注目される。

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2017年6月11日のニュース