日下武史さん、スペインで死去 86歳 劇団四季創立メンバー

[ 2017年5月16日 17:04 ]

スペインで亡くなった日下武史さん
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 俳優で、「劇団四季」の創立メンバーの日下武史(くさか・たけし=本名・日下孟)さんが15日、静養先のスペインで誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。86歳。東京都出身。

 葬儀は親族のみで執り行い、後日お別れの会を行う。

 慶大在学中に演劇活動を始め、1953年に浅利慶太らと劇団四季を結成。翌年の旗揚げ公演「アルデール又は聖女」で初舞台を踏んだ。以後、劇団の看板俳優として「エクウス」「ヴェニスの商人」「スルース」「鹿鳴館」「赤毛のアン」など翻訳劇を中心に古典から現代劇まで幅広く出演した。

 声優やナレーターとしても活躍し、米テレビドラマ「アンタッチャブル」ではエリオット・ネス役の吹き替えを担当。映画「南極物語」「まあだだよ」、テレビドラマは「新・平家物語」などにも出演した。96年に紫綬褒章、2002年に旭日小綬章を授章。14年に東京・自由劇場で上演された「思い出を売る男」が最後の舞台となった。

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2017年5月16日のニュース