海老蔵、麗禾ちゃん、勸玄くん 麻央ママの回復祈って豆まき

[ 2017年2月4日 05:30 ]

長女・麗禾ちゃん(左端)、長男・勧玄くん(左から3人目)と成田山節分会に参加した市川海老蔵
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 全国各地で節分の豆まきが3日行われ、歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)は千葉・成田山新勝寺に長女の麗禾(れいか)ちゃん(5)、長男の勸玄(かんげん)くん(3)とともに参加した。夜には都内で4日に初日を迎える「六本木歌舞伎 座頭市」の公開舞台稽古が行われ、2人の子供も客席で観劇。父・海老蔵のコミカルな演技に笑い声を上げるなど、仲睦まじく親子3人で一日を過ごした。

 海老蔵が父親らしい穏やかな顔つきで麗禾ちゃんと、勸玄くんを見守る。豆まきに初めて参加し、成田山新勝寺の境内に集まった約4万人に不安顔の麗禾ちゃんを海老蔵が自分の方へ引き寄せると口元がほころんだ。紋付きはかま姿の勸玄くんと一緒にやみくもに豆を投げる姿がほほ笑ましい。海老蔵の顔からも安堵(あんど)に似た笑顔が広がった。

 がん闘病中の妻でフリーアナウンサーの小林麻央(34)は自宅のテレビで2人の姿を見守った。自身のブログを更新し「子供達2人もとても楽しそうな笑顔を画面を通して見て、一安心。そして感謝いっぱいです」とつづった。

 子供たちを豆まきに誘ったのは海老蔵だ。「豆まき行く?と聞いたら、2人とも行く!って。でも、よく分かってなかったみたい」と頬を緩めた。できれば一緒に連れていきたかった。成田山新勝寺は初代市川団十郎が参拝後に公演が大盛況となったことから、屋号を「成田屋」にしたと伝えられている。そんな縁の深い場所で“福を呼ぶ”豆まきに家族3人で参加したかった。また2月3日は父・十二代目市川団十郎さんの命日でもあり、関係者は「きっと、麻央さんの回復などをお祈りしてきたんだと思います」と話した。

 夜の舞台稽古でも麗禾ちゃんと勸玄くんを客席に座らせた。相手役は22年ぶりに舞台共演となる女優の寺島しのぶ(44)。家族ぐるみでの付き合いだけに、子供を意識したアドリブも飛び出した。2人のゲラゲラ笑う声に寺島が「どこの子供だよ?親の顔が見たいよ」とジョーク。濡れ場で寺島に服を脱がされた海老蔵は「子供が見てるんで…」と恥ずかしそうに語るなど、笑いの絶えない時間となった。

 海老蔵は4月からの全国巡業が決まるなど忙しい日々が始まる。寺島は以前から「苦しみは家族にしかわからない。私たちは見守るしかない」と話している。自身を深く理解してくれている共演者の助けも得ながら、海老蔵は目の前の舞台に全力で取り組んでいく。

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2017年2月4日のニュース