中村芝翫 トリ尽くし口上披露 通天閣「干支の引継ぎ式」参加

[ 2016年12月27日 13:24 ]

通天閣での恒例「干支の引継ぎ式」に登場した(左から)通天閣観光・西上雅章社長、中村芝翫、中村橋之助、中村福之助、中村歌之助
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 歌舞伎俳優・中村芝翫(51)が27日、大阪・新世界のシンボルタワー・通天閣で行われた「干支(えと)の引継ぎ式」に参加し、「羽ばたけるよういい年にしたい」と来年の抱負を語った。

 今年と来年の干支(えと)に当たるサルとニワトリが対面し、バトンタッチ。今回で61回目となる伝統行事に大阪松竹座での襲名披露公演(来年1月2〜26日)を控える息子の橋之助(21)、福之助(19)、歌之助(15)と共に駆けつけた芝翫は、「父から芝翫を引継ぎ、橋之助を長男に引き継ぐ。私どもも伝統を引き継ぐということで、(この場に)大変にふさわしい気がする」と笑顔で語った。

 来年の酉年にかけて、「来年も大きく羽ばたく年にいたしましょう。飛ぶトリを落とす勢いで、幸福と繁栄をトリ込み、世の中が色トリドリの幸せにうっトリ包まれますように。日本の元気をトリ孵(かえ)すぞー!」と口上を披露。何度も死の危機を乗り越えた天王寺動物園(大阪市)の“奇跡のニワトリ”・マサヒロが舞台に登場し、元気に羽ばたこうとする姿に目を丸くした。

 猿回しのサルを肩に乗せた通天閣観光・西上雅章社長は申年の口上として、「サルも木から落ちるほどの驚きの連続の1年。今年も反省材料に事キャキャ(欠か)ない年になりました」「みんなモンキー(文句)言わんといて!サル年は追わず、前向きに来年を迎えましょう」と述べ、「I have a モンキー、I have a バード、ん〜、モンキーバード」とPPAPのリズムに乗せてアドリブを飛ばし、笑わせていた。

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2016年12月27日のニュース