「真田丸」最終回の総合視聴率 大台超えで有終の美、“録画視聴”も高数値

[ 2016年12月27日 14:50 ]

NHK大河ドラマ「真田丸」主演の堺雅人
Photo By スポニチ

 18日に完結したNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)の最終回(第50話)の総合視聴率が21・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。日曜午後8時の激戦区で“大台”突破。有終の美を飾った。

 総合視聴率とは、リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率(録画機器などで放送後7日以内に視聴)の合計(重複は差し引く)。18日放送分はリアルタイム視聴率が14・7%、タイムシフト視聴率が7・2%で、総合視聴率は21・3%となった。

 「真田丸」の全50話の期間平均は16・6%を獲得。「江〜姫たちの戦国〜」の17・7%以来5年ぶりの16%超えとなった。三谷幸喜氏(55)の脚本の面白さ、主演の堺雅人(43)や内野聖陽(48)、長澤まさみ(29)ら出演者の個性豊かな演技で話題を呼び、SNSを巻き込み、ブームを起こした。

 10月に定例会見を行った木田幸紀放送総局長によると、タイムシフト視聴率の数字は「ほとんどが1%に行かない」といい、多くの番組は0・1%以下。その中、連続テレビ小説「べっぴんさん」(月〜土曜前8・00)と並び「真田丸」も平均6%前後で「圧倒的に高い」と驚いていた。

 ビデオリサーチ社が今月3日から新たな視聴率調査を開始。録画機器の性能向上、スマートフォンなどを使用したスマートデバイスによるテレビ視聴など、多様化した視聴形態に即した視聴率算出が近年の課題だったが、検討を重ね「タイムシフト視聴率」と「総合視聴率」を新しい指標として採り入れた。

続きを表示

2016年12月27日のニュース