三田佳子 平さん「同志だと…」佐藤隆太「声だけで熱が帯びるのを」

[ 2016年10月28日 05:30 ]

平幹二朗さん通夜

取材に答える三田佳子
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 ▼三田佳子 突然なので衝撃でした。年齢は平さんの方が上なんですが、同志だと思っていました。東日本大震災があった年に、私が芸能生活50周年で歌と芝居をやった時に見に来ていただいて、「ドキドキしたよ、頑張って!」と励まされました。それが最後にお会いした時でした。

 ▼佐藤隆太(事務所の後輩)存在感、セリフ一つ一つに乗せる思いが格好良かった。今年の春に佐々木蔵之介さん、市川猿之助さんとの3人で行った朗読劇「Team申 番外公演4 男たちの棲家」に声の出演をお願いしたら、快く受けてくださった。その声が劇場に流れると、お客さんが平さんの声だとすぐに気がついた。声だけで熱が帯びるのを感じました。さみしいです。

 ▼和泉元彌 平さんの娘さんと昔からのお友達で、生前中もいろいろ芸について教えていただいた。何の恩返しもできなかったのが残念です。

 ▼内野聖陽(後輩の俳優)僕は文学座で、平さんは俳優座の出身ですが、劇団を超えて影響を与えてくれた大先輩です。何度も共演させていただきました。演劇への愛と情熱はとにかく凄かった。全身全霊で打ち込む姿、大きな背中を見せてくれました。演劇の神様に愛された方です。

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