世界のキタノにまた新たな称号 仏最高勲章、現地25日に叙勲式

[ 2016年10月19日 07:50 ]

「レジオン・ドヌール勲章」のオフィシエを受章した北野武
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 映画監督でタレントの北野武(69)が、フランス政府から「レジオン・ドヌール勲章」のオフィシエを受章することが決定した。所属事務所が18日、明らかにした。同国の最高勲章とされる栄誉で、“世界のキタノ”がまた新たな称号を手にする。

 所属事務所によると、現地時間25日にパリ市内のカルティエ現代美術財団内で、北野が出席して叙勲式が行われる。元仏文化相のジャック・ラング氏から叙せられる。

 北野の映画はフランスで高く評価されている。また2010年には、同財団内で絵画やオブジェを集めた展覧会「絵描き小僧」を行い、大きな話題を集めている。これらの芸術活動が評価されたものとみられる。

 ラング氏は北野への授章決定に際し「ビートたけしとも呼ばれている北野の大胆で独創的な創造性から生み出された作品が、芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え、演劇、テレビ、映画、文学などの約束事を変革して、現代のアートシーンに影響を与えてきた」と理由を説明した。

 「レジオン・ドヌール勲章」はナポレオン・ボナパルトによって1802年に創設。名誉総裁はフランス大統領が務めている。5等級あり、オフィシエは4等。日本の映画監督では、84年に黒澤明氏が受章している。

 北野は「これまで自分のやり方でやってきた数々のことで、私が今回このような栄誉を授かることとなり大変驚いています。そして素直にうれしい気持ちでいっぱいです。これからも自分のスタイルを守りながら、さまざまな仕事に精進してまいります」と喜びのコメントを発表した。

 北野は99年、フランス文化省による「フランス芸術文化勲章」のシュバリエ、2010年に同勲章の最高章コマンドールを受章している。

 ▽レジオン・ドヌール勲章 文化、科学、産業、商業、創作活動などの分野における民間人の「卓越した功績」を表彰することが目的。1802年の制定当時は、功労のあった軍人や一般市民に与えられる名誉勲位だった。等級は上からグランクロワ、グラントフィシエ、コマンドール、オフィシエ、シュバリエの5階級。グラントフィシエ以上は、民間人が受章することは通常ない。グランクロワを受章した日本人は皇族のほか、伊藤博文、大隈重信、高橋是清、山県有朋らがいる。

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