松竹 日台合作映画「おもてなし」製作決定 撮影の9割関西で

[ 2016年7月29日 11:35 ]

 松竹は28日、日台合作映画「おもてなし」(仮題)の製作決定を発表した。ジェイ・チャン監督が11月から関西や台湾、中国で撮影に入る。撮影の9割を行う関西は大阪などが舞台。同社は主演などキャストは未定ながら「大阪では街並みが見えるような会議室を探しています」と市内中心部を現在ロケハン中。琵琶湖や京都・松竹撮影所でも行われる。来年3月末の完成、来秋の公開を目指している。

 先月クランクインした福山雅治主演、ジョン・ウー監督作「追捕 MANHUNT」だけではない。8月27日公開「後妻業の女」や9月22日公開の「真田十勇士」、来年公開で作家黒川博行氏の直木賞受賞作が原作の「破門」も大阪で撮影された。爆買いは沈静化しつつあるが大阪への内外映画界からの視線は熱い。

 「おもてなし」は琵琶湖畔にある旅館が舞台。亡き夫が残した旅館を母娘で守るが経営悪化し、買収したのは中国人親子。文化の違いや歴史を乗り越え、旅館の再生へ取り組むストーリー。

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