船越英一郎 連ドラで父の名作リメーク主演「いつかやってみたいと」

[ 2016年7月29日 05:30 ]

父が主演した映画のリメイクに主演で臨む船越英一郎

 俳優の船越英一郎(56)が、映画「黒い十人の女」(監督市川崑、1961年公開)のリメークドラマで主演することになった。55年前に実父の故船越英二さんが主演したコメディータッチの名作とあって話題を呼びそうだ。

 日本テレビ系の連続ドラマ(木曜後11・59、9月29日スタート)で、タイトルも同名。ドラマ化は14年ぶり(フジテレビ系、小林薫主演)。船越は「父が演じた役を演じるのは初めて。いつかこの作品をやってみたいと思っていたので、意気込みは凄くあります」と気を引き締めている。

 脚本はお笑いタレントのバカリズム(40)が担当する。2014年にフジテレビ系連続ドラマ「素敵な選TAXI」で「市川森一脚本賞」の奨励賞を受賞するなど脚本家としての実力は本物。9人の愛人がいるテレビ局プロデューサーの風松吉が、愛人9人と妻によって殺害を企てられるというオリジナルストーリーに、思い切ったアレンジを試みる。バカリズムは「全ての元凶は船越さん演じる風松吉なんですが、どこか憎めない男に描ければと思っています」と意気込んでいる。

 今年の芸能界で注目を集める不倫問題がテーマ。バカリズムは「僕自身、芸能ニュースには疎いので、その辺は意識していません。ただ独身の僕にはファンタジーな世界なので自分なりに想像力を働かせたい」と話した。船越も台本の完成を楽しみにしており「天才・市川崑監督作品の中でも名作中の名作なので、それと天才・バカリズムがどんな化学反応を起こしてくれるのでしょうか」と期待している。

 8月下旬にクランクイン予定。

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