政府 原発避難区域のポケモンを削除要請へ 

[ 2016年7月29日 12:43 ]

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を巡り、東京電力福島第1原発事故の避難区域でキャラクターを表示しないよう、政府が開発元に設定削除を求める方針を固めたことが29日、分かった。

 ゲーム目的で避難区域へ立ち入るのを未然に防ぐための措置。避難区域内でキャラクターが表示されることから、政府と福島県が対応を協議していた。県もホームページなどで注意喚起するほか、地元自治体や県警と協力し見回りを強化する方針。

 避難区域は福島県の第1原発周辺8市町村に設定されている。最も放射線量が高い帰還困難区域に通じる道にはバリケードが設置され立ち入りが禁止されているほか、他の区域も原則、夜間の立ち入りはできない。福島県警によると、これまで避難区域内でゲームに関するトラブルは確認されていない。

 福島県の内堀雅雄知事が25日の会見で「原発や避難区域に一般の方々がゲームの流れで立ち入るのはまずい」として、対応を検討する考えを示していた。

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2016年7月29日のニュース