重松ドラマが視聴者に支持される理由 家族の絆描く「希望ヶ丘の人びと」

[ 2016年7月23日 16:48 ]

主演の沢村一樹

 人気作家、重松清氏の同名小説を原作としたドラマ「希望ヶ丘の人びと」(毎週土曜午後10時)が17日にWOWOWプライムでスタートした。

 重松氏といえば、13年に内野聖陽・佐藤健主演でドラマ化された「とんび」(TBS系)や、15年の西島秀俊主演「流星ワゴン」(同)など、ヒットドラマの原作者としても知られており、その著書も子どもを主人公にしたものから、現代を生きる悩める大人たちまで幅広い。

 データニュース社「テレビウォッチャー」(東京)の満足度調査によると「とんび」放映時の期間平均満足度は4・10(5段階評価)と同クールトップ。「流星ワゴン」では3.91と同クール3位という数字からも視聴者の支持を受けていることが分かる。人間の機微を丁寧に描く作品は、映像化されても原作のイメージと違わない、質を維持しやすい、ドラマとの相性がいいストーリーが多いのも特徴だ。

 「希望ヶ丘の人びと」で主演を務めるのはWOWOW初主演となる沢村一樹。物語は突然の病で妻(和久井映見)を亡くした主人公(沢村)が残さされた子どもたちと、妻の故郷“希望ヶ丘”で新生活をはじめ、日々奮闘していくというホームドラマ。沢村はヒットシリーズ「DOCTORS?最強の名医?」(11年~15年、テレビ朝日系)や、同性愛者の演技が話題を呼んだ昨年の「偽装の夫婦」(日本テレビ系)など、近作は特異なキャラクターを演じることが多かったが、今回は少々頼りない父親という役どころ。新たな一面を発見できる作品に仕上がっている。

 WOWOW加入者を対象としたアンケート「WOWOWウォッチャー」の満足度調査によると、初回満足度は4・00と、同局で放送中の大作ドラマ「沈まぬ太陽」の初回3・93を超える好発進。対象者が違うため、単純な比較はできないが17日までにスタートした地上波ドラマと比べてもトップの高成績だ。

 最近の地上波ドラマはスピード感のあるドラマが増えたが、「希望ヶ丘の人びと」は家族とそのまわりのキャラクターをじっくりと描いている。派手なシーンやドキドキするようなストーリー展開ではないが、ドラマを通じて自分の周囲にいる人々との絆に思いをはせる夏になるかもしれない。

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