海老蔵「絶景かな」主演ドラマで石川五右衛門役に「役者冥利に尽きる」

[ 2016年6月18日 13:27 ]

銀キセルを手に京都・南禅寺三門の楼上から京の町を見下ろす、石川五右衛門演じる市川海老蔵(C)テレビ東京

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が主演を務める10月スタートのテレビ東京ドラマ「石川五右衛門」(金曜後8・00)の名場面「絶景かな」のカット写真が18日、公開された。

 作品は09年に海老蔵主演で好評を博した新作歌舞伎「石川五右衛門」を映像化。石川五右衛門と豊臣秀吉との対決を軸に、秀吉の側室・茶々とのロマンスなどを描く。海老蔵の連続ドラマ主演は市川新之助として出演した03年のNHK大河ドラマ「武蔵」以来で、04年の海老蔵襲名後は初。秀吉を國村隼(60)、茶々を比嘉愛未(30)が演じる。歌舞伎「石川五右衛門」と同様、原作・脚本は漫画「金田一少年の事件簿」「神の雫」の原作者・樹林伸氏が手掛ける。

 公開されたのは天下の大泥棒・石川五右衛門がその眺めを愛でたとされる京都・南禅寺三門の楼上での撮影シーン。富や権力を独り占めする悪者から金銀財宝を盗み出し、弱き人々を助け、悪を退治した後に京の町を見渡せるお気に入りの場所で一服する…。南禅寺三門の楼上にのぼった海老蔵は観光客が見守る中、力強い「絶景かな、絶景かな」という名ぜりふを響き渡らせた。

 海老蔵は撮影後「石川五右衛門姿で南禅寺の三門の上に立つというのは、歌舞伎俳優だったら皆一度はやりたいことでしょう。実際にベテランの方も駆け出しの若手も一度は必ずやったことがあるはずです。役者冥利に尽きるシーンでした」と振り返った。

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