門倉有希 元アイドル演歌歌手時代の“失踪”告白、愛猫に救われた

[ 2016年4月15日 20:33 ]

1996年12月、紅白リハーサル時の門倉有希

 NHK紅白歌合戦に出場経験もある歌手の門倉有希(42)が15日、TBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演し、過去に週刊誌で叩かれた“失踪”の真相について、テレビで初めて告白した。

 門倉は、1994年「鴎…カモメ」で歌手としてデビュー。96年には「女の漁歌」でNHK新人歌謡コンテストでグランプリを受賞し、同年の紅白歌合戦に出場を果たす。水着写真集も出版するなど、異色のアイドル演歌歌手として人気を博した。しかし、人気上昇中に“失踪”。「男と失踪、引退」などと週刊誌に書き立てられた。

 その“失踪”の経緯について門倉は、デビュー前から交際していた恋人からの「監禁」「洗脳」があったと語る。

 デビュー後、どんどん忙しくなっていく門倉に対し、優しい恋人だったはずの男はしっとや束縛を強め、それは次第に暴力へと発展。歌謡イベントに出演する日には「仕事には行くな、行くなら殺してやる」と包丁を振りかざしたという。「逃げたら殺す」と脅され続けた「監禁」から151時間後、門倉はようやく男の不在時を狙ってマンションから逃走した。

 自由になれたはずの門倉だったが、週刊誌などのバッシングに遭い、芸能界から追われ、拒食症に苦しむ日々を送る。その時心の支えとなったのは、以前は捨てられていたという愛猫リボンだった。「泣いていると涙をなめてくれたり…親友のような存在でした」と門倉は振り返る。

 そして出合ったのが「ノラ」という曲。「これ、私と同じだ…歌いたい」と感じた“運命の歌”だった。98年に発表されたこのカバーシングルが80万枚のロングヒットとなった。

 現在の門倉は、未婚で8匹の猫たちと暮らしながら、歌手活動を続けている。福島県須賀川市出身の門倉は、2012年に発売された東日本大震災の復興チャリティーソング「花は咲く」にも参加している。

続きを表示

2016年4月15日のニュース