「キャッツ」大阪公演 熊本地震被災者に「観劇して心の栄養に」

[ 2016年4月15日 13:14 ]

「キャッツ」大阪公演で意欲満々の飯田達郎(左)と飯田洋輔

 劇団四季が大阪四季劇場(大阪市北区)で7月16日から上演するミュージカル「キャッツ」の出演者会見が15日、同劇場で開かれた。前日14日に今宮戎神社(大阪市浪速区)で公演成功祈願、夜は阪神対DeNA戦(甲子園)の試合前に始球式に臨んだ飯田洋輔、達郎兄弟が会見に臨んだ。

 全国9都市でのべ22公演が行われてきた「キャッツ」。これまで国内総公演回数は9189回を数え、総入場者数は910万人にのぼる。大阪での公演は1985年の初演から、今回が2003年以来13年ぶり4度目。アンドリュー・ロイド=ウェバーがミュージカル化した作品。都会のゴミ捨て場が舞台で、年に一度、人間にこびない純粋な“ジェリクルキャッツ”を選ぶ猫の特別な舞踏会が開かれるというストーリーだ。

 主演グロールタイガー役を演じる兄の飯田洋は中学2年時に音楽教師から見せられた映像でミュージカルの存在を知り、「キャッツ」名古屋公演を観劇して、この世界を志した。弟でラム・タム・タガー役の飯田達は兄の影響で役者の道へ入った。「ネコよりネコらしく」と飯田洋。「一番やりたかった役」と飯田達は意欲を見せている。

 また、熊本地震について飯田洋は「生活が落ち着いたら、我々の公演を観て、心の栄養に繋げてもらえればいいかな、と思います」と語った。

 チケット初回発売は4月23日から、7月16日~11月30日分が一般発売される。

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