栗山千明“蝶”ビックリ! 2000キロの海渡る蝶の生態に密着

[ 2016年2月10日 10:20 ]

11日放送のTBS系「神秘の蝶アサギマダラ 2000キロを渡る旅」でナビゲーターとナレーターを務める女優の栗山千明(C)OBS大分放送

 女優の栗山千明(31)がナビゲーターとナレーターを務めるTBS系「神秘の蝶アサギマダラ 2000キロを渡る旅」(OBS大分放送制作、木曜前9・55)が11日に放送される。渡り鳥のように海を渡る珍しい蝶を1年にわたって追跡。蝶によってつながった人と人の繋がりに密着した栗山は「蝶の神秘性に惹かれた」とコメントした。

 日本に広く分布する蝶「アサギマダラ」。大きさ10センチほどの蝶は、春から夏にかけて気温の上昇とともに日本列島を北上する。4ケ月から5ケ月といわれる寿命の中で、各地で卵を産みながら世代交代を重ね、秋には越冬のため再び南下。その移動距離は1羽1000キロを越える。

 1980年代に渡り鳥に似た不思議な習性をもつ“渡り蝶”であることが分かり始め、ハネに印をつける「マーキング」によってその行動範囲が明らかになってきた。広い海を越えて長距離移動する蝶は世界でも他に例がない。日本から2000キロを飛び台湾で発見された個体も確認されている。現在、愛らしさとともに科学的好奇心をくすぐる生態に魅せられ、全国各地でアサギマダラを観察する人々が増えている。

 アサギマダラはなぜ旅をするのか?広い海をどうやって渡るのか?番組ではアサギマダラの生態について迫っていく。また、マーキングした地に住む人と、遠く離れた地で蝶を再捕獲した人との繋がりにも触れ、鹿児島の喜界島、大分の姫島、石川、北海道、台湾と蝶がつなげた温かい物語を紹介する。

 ナビゲーターの栗山はロケで姫島などを訪問。「たくさんのアサギマダラに会うことができ、マーキングの経験もできました。今まで訪れたことがなかった姫島や喜界島は自然に溢れ、素敵なところでした」とコメントした。

 「アサギマダラには生命力の強さを感じました。羽根をボロボロにしながら海を越え旅するアサギマダラに感動し、その神秘性にドンドン惹かれていきました」と稀有な価値を持つ蝶に魅了された様子で、「小さな身体で人々の夢や思いをのせて旅をしてくれているように感じ、いとおしく優しい気持ちが溢れました。是非たくさんの方々に、ご覧いただきたいです」と番組をアピールしていた。

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