東映京都撮影所長が着服 1千万円、懲戒解雇

[ 2015年11月27日 12:14 ]

 東映京都撮影所(京都市)の所長(53)が約1千万円を着服したとして、東映が11日付で懲戒解雇していたことを同社が27日、明らかにした。映画製作などに関わる経費を取引先に水増し請求させ、その一部を受け取っていたという。

 東映によると、同社に情報が寄せられ、社内調査で発覚した。不正は7、8年間にわたって繰り返し行われていたとみられ、元所長は「交流関係を広めるため、交際費として飲食などに使った」と話しているという。

 東映広報室は「1千万円は回収可能と考えている。刑事告訴は、被害総額などの全体像が分かった段階で検討する」としている。

 京都撮影所は約90年の歴史があり、時代劇や「仁義なき戦い」シリーズなどが撮影されてきた。

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2015年11月27日のニュース