マンガ部門大賞に東村氏の「かくかくしかじか」 メディア芸術賞

[ 2015年11月27日 18:27 ]

 文化庁は27日、2015年度メディア芸術祭賞を発表した。マンガ部門の大賞に東村アキコさんの自伝的作品「かくかくしかじか」、エンターテインメント部門の大賞には岸野雄一さんの音楽劇「正しい数の数え方」が選ばれた。

 「かくかくしかじか」は、東村さんが美術教室の教師から厳しい指導を受け美大に進学、漫画家デビューする道のりを描き、個人的な体験を普遍的な物語に昇華させたと評価された。「正しい数の数え方」は1900年のパリ万博を取り上げ、今年6月、パリで上演された。

 アート部門は英国のチュン・ワイチン・ブライアンさんのグラフィックアート、アニメーション部門はフランスのボリス・ラベさんの短編が大賞に決まった。

 メディア芸術祭は今回で19回目。国内と海外86カ国・地域から過去最多の4417作品の応募があった。来年2月2日に東京都内で贈呈式を行い、同月3~14日に受賞作品展を開催する。

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