阿藤快さん追悼イベント 実行委員長務めた「小田原映画祭」で検討

[ 2015年11月18日 05:30 ]

俳優の阿藤快さん

 大動脈瘤(りゅう)破裂胸腔(きょうくう)内出血のため亡くなった俳優・阿藤快(あとう・かい=本名公一=こういち)さん(享年69)が実行委員長を務めていた「小田原映画祭」で、追悼イベントを検討していることが17日、分かった。

 海のそばで育ち芸名を「海」と付け、その後「快」に改名した阿藤さん。関係者によると、故郷の小田原市への思い入れは深く、「古里って、誰にとっても大事なものだから」とよく話していたという。阿藤さんは、小田原に関するテレビ番組には出演料を度外視してスケジュールが許すかぎり参加。「小田原ふるさと大使」や小田原北條五代祭りの初代早雲役として、地元イベントでは欠かせない存在だった。

 2005年にスタートした若手監督の短編映画がテーマの「小田原映画祭」では、第2回から実行委員長に就任した。第1回から映画祭に携わってきた小田原市の諸星正美文化部長は「来年は第10回の節目。ここまで尽力していただいた方なので、なんらかの追悼をしたい。やらなければならないと思っています」と語った。

 阿藤さんはトークショーを行うなど映画祭で精力的に活動。当初は3年に1度の開催だったが、阿藤さんの「3年に1度では忘れられてしまう。毎年やろうよ」の掛け声で、第3回以降は毎年開かれるようになった。

 時には、阿藤さんの人脈で出演者にも声掛け。先月開催した第9回の映画祭では、オープニング作品に「太秦ライムライト」を上映し、阿藤さんが「俺が進行役をするから」と主演の斬られ役・福本清三を京都から呼び、トークショーを開催した。その際は体調が悪い様子は見られなかったという。

 くしくも、今月28日に同市の「市民交流センター」がオープン予定で、記念イベントの一つとして、小田原駅地下街で阿藤さんがナレーションを務めた映画「小田原城のウメ子さん」を上演する。「活躍されている阿藤さんは市民の誇りだった」(諸星氏)と小田原市民をあげて悼むことになりそうだ。

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